あなたのダンナが家事と育児をしないワケ
この記事は、自分が仕事まっしぐらで働いていた時期を振り返り、旦那の気持ちを代弁、解説する記事です。
日々家事や子育てに勤しむママの方。ぜひ暖かい目でご覧いただき、男とは儚く華奢な存在なんだと感じてください!
ダンナが家事育児をしない理由
さて、ダンナが家事や育児をしないのは当然理由があります。それは、
1.時間がない
2.役割分断だと思っている
3.やってみたのに怒られたから
4.ママがやった方が合理的だから
私の場合、これらが家事育児の内容に応じて紐づけられ、確固たるロジックを構築。その結論、家事育児をやっていませんでした。
順番に解説していきましょう。
1.時間がない
以前の私の生活スタイルです。似たようなパパさんもいるのでは?
仕事は朝起きたらすぐに開始。
出勤前の時間は昨日の部下の日報をチェック。通勤時間は日経新聞、日経流通、地元地方紙、ポッドキャストなどで情報収集。
その後、早くても22時ごろまで会社。帰ったら筋トレや読書して自己投資。
土日も当然仕事があり、チャットで飛んでくる指示や相談に即時対応。そのため、子供と遊んでいる時間や食事中もスマホは欠かせません。
たまの息抜きは朝のランニングとサウナでしょうか。
労働時間の長さという尺度であれば、頑張っていましたね…
こんな状況なので、子供と接する物理的な平日は0分。土日はありますが、仕事をしながらということが多い。
そして、ランニングやサウナなどは貴重な1人の時間として、そそくさと家を出てしまう。子供は連れて行くわけにはいきません。
こういった状況をご理解いただけるママや、パパの仕事を応援してくれるママの場合はうまくいきます。
物理的に短い時間でも子供にしっかり接したり、平日の中でもママとSNSを使って子供の様子を確認したり、相談にのることも可能ですので、気配りができるダンナさんであっても上手くいくでしょう。
単身赴任をしている方、経営者のようなもっと多忙な方が全て家庭をないがしろにしているわけではなく、うまくやっているはず。
ですが、私にはこの状況で家事育児はできませんでした。
2.役割分断だと思っている
ダンナは仕事。奥さんは家事育児。
役割分担として夫婦間で合意がある場合はOKですよね。
大事なことは「思っている」という部分。
ダンナだけが役割分担だと思い込んでいて、奥さんは実は家事育児を少しでも手伝って欲しいと「思っている」のかもしれません。
つまり、お互いがどういう期待役割を持っているのかを確認していない状態。これって結構よろしくないですよね。
私の場合、思っているというか、「思い込んでいた」「決めつけていた」という状態でした…
お恥ずかしい。
私しか仕事をしていないため、当然ここを伸ばすしか策がない。そのため、仕事に全力投球することが家計の経済的な豊かさ、家庭円満に繋がるのだと信じて止まない状態でした。
でも、妻は仕事も当然大事だけれども、食事中のチャット返信はやめて欲しいとか、子供の行事には参加して欲しいなど、色々思いもあったわけで、ここのすり合わせが大事ですね。
3.やってみたのに怒られたから
これは声を大にしてママたちに伝えたい!!!
ママさん、思い出してください…
・子供が立てるようになった時、なんでこっちにおいでといったのに、来ないの!と怒りませんよね。
・子供がつかみ食べを始めた時、なんでご飯を残すの!と怒りませんよね。
・子供がパジャマのボタンをかけた時、かけちがいになっていても怒りませんよね。
暖かい眼差しで見守り、手を差し伸べる行為。
母は偉大であり、素敵です。
それと同じように、どうかダンナの家事育児を見守ってください。
なんで子供が1人増えるんだよ!という声が聞こえてきそうですが、そんなもんです。
・洗い残しがあっても。
・洗濯物の干し方が気に入らなくても
・オムツのギャザーを出すのを忘れていたが故、子供がおもらししても
・作ってくれた料理が無駄に高い食材を使っていても
いいじゃないですか!
頑張ってやってみたんです。プロであるママから見たら及第点もしくは、赤点でしょう。
ですが、最初から高品質を求めてはいけません。先に書いた子供が初めて何かにチャレンジした時のように、
ダンナの家事育児はできなくて当たり前。成長中。
ぜひ、そう思ってください。
特に仕事で成果を出しているダンナさんは、指摘や低い評価を受けることを著しく嫌うはずです。プライドが高いというか、許せない。
そして、自分が勝てるフィールド(=仕事)で戦いたいので、家事育児には手を出さなくなり、ますます家事育児をやらなくなるでしょう。
そんな暖かい対応はできない!というママは、旦那が得意な部分の家事育児を任せ、それ以外は自分でやりましょう。
また、任せた部分には口を出さないこと。もしくは、改善提案のような形でフォローしてあげてください。
男って幼稚ですが、プライドがあって面倒なのです。ごめんなさい。
4.ママがやった方が合理的だから
ダンナから捉えた視点ですと、家事は成果が出やすいものと認識できます。
・食器は洗えば良い。もしくは食洗機に入れれば良い。
・洗濯は洗濯機に入れれば良い。
・掃除は掃除機をかければ良い。
そんな簡単じゃないよ!とママから突っ込まれますが、細かく見ても、例えば洗濯であれば、
・白っぽい服とそれ以外で分ける
・子供のポケットにテッシュが入っていないかのチェック。
・ハンカチは広がった状態で洗濯機に入っているか
このような各種チェック項目があり、それをクリアすることで品質が上がっていきます。
ダンナからすると、やることが明確であり、仕事と同じ感覚で取り組むことができます。
また、対象物が「物」であるが故、自分の力量で成果をコントロールすることが可能です。ここがポイントです。
そして、ダンナがやっても、ママがやっても品質がそこまで大きくぶれません。(ママからすると、色々言いたいことはあるでしょうが…)
一方、育児は子供が相手です。
また子供が小さいうちは日本語が通じないため、思った通りに動いてくれず、コントロールできません。当たり前です。
さらに、追い打ちをかけるように、子供はママを求めます。
歯磨きの仕上げもママ。
お風呂に一緒に入りたいのもママ。
一緒に寝たいのもママ。
常日頃いないパパに、子供はなついてくれません。むしろ0〜2歳くらいまでは、パパへの拒否反応の方が強いです。
その結果、物事を仕事と同じように捉える旦那としては、下記のようなロジックを組みます。
まずは自分ができることとできないことを分け、できる部分をコントロールしようと考える。
育児を始めるにあたり、コントロールできる部分をリサーチするため、スモールテストを実施。子供に話しかけたり、身の回りの簡単な世話をしてみる。
結果として、子供の要求がママに対してであることが多く、拒否反応が多い。そのため、自分が投下したリソースと釣り合わず。ROIが低いことがわかる。
対策として子供へ話しかける内容を変えたり、おもちゃで誘ったりなど宣伝活動を実施するが、いずれも不発であり、ROASも低い。
従って、育児に自分の貴重なリソースを投下するのではなく、よりパフォーマンスが上がる自分の仕事に注力するのがやはり最も合理的であること。
または、結果が出やすい家事にならリソースを一部投下しても良いと判断できる。
いかがでしょうか。めんどくさくてすみません。
旦那としてはやりたくないのではなく、合理的に考えると育児をやらないという選択になるロジックです。
自分の子供なんだから子供の面倒を見てよ
子供がなつくまでやってよ
ママ〜ってずっと言われるのは大変なんだよ
というのはわかるのですが、あまりにもママじゃないと嫌だ〜と泣き叫ぶ子供を見ると、どうもやる気が起きなかったのが以前の私でした。
だってママが対応した方が早く課題が解決するから。
ですが、私はここを、辛抱強く改善しました。
泣き叫ぶ子供を無理やりお風呂に入れたり。
一緒に寝ようとしても子供が泣いて全く寝なくても。
役に立たないな〜というママの厳しい視線とため息を受けても
めげない。
そして続けること。コツコツ続けること。これ大事。
どうやってめげずにやったのか、なぜ考え方が変わったのかは別の記事に譲るとして、諦めずにやることが大事ですね。
まとめ
ダンナが家事や育児をしない理由を説明しましたが、大事なことは
・ダンナが家事育児をやらない理由を把握する
・ママがやってほしいことを明確にする
・上手くいかなくてもやってみること
・お互いに理解すること
お互いに求めすぎないこと。完璧を求めないことが大事です。
そして、ダンナはプライドが高いが幼稚であり、単純な部分もある。それをどう転がすかがということ。
お互いの人生がハッピーになるように、理解し合い、進んでいきたいですね。
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