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失敗の先回り
毎朝noteを書く時に欠かせないコーヒー。
ですが、コーヒーマシンに水を入れていなかったために抽出できず、機械が自動で止まりました。
水を入れるように促すアラート音。
これ、すごくないですか?
私のように、水を入れずにマシンを動かそうとする輩がいることを前提に機械が作られている。開発者が、
「はいはい、水を入れないうちにボタン押しちゃうよね。そん時はこの音を出すから、ちゃんと水を入れるんだよー」
と失敗の先回りをして失敗を防止してくれている訳です。
もしこのままアラート音が出ずにコーヒーを抽出した場合、マシンに残っている極々僅かな水で作られたエスプレッソができるのかもしれません。その時に、コーヒー豆を無駄にしたという後悔から、ちゃんと次からは確認してからボタンを押そうと行動を変えます。
でも、今回のように未然に失敗を防がれてしまったら、失敗を繰り返すのではないでしょうか?少なくても私はこれで3回目です・・・
この失敗の先回りという行為。子育てに置き換えると、
やっていい時と、悪い時がある。
命の危険にさらされるような時は先回りをして、回避させなければならない。でも、多少のケガやリカバリーできる失敗は、もっとさせる。あえて失敗させても良いはずです。
小さな子供がいると、「危ないからやめなさい!」
という言葉を毎日発しているご家庭は多いと思います。
でも、子供は基本的に危ないことを好んでやる生き物。危ないこと=楽しいことなので、その衝動を止めることはできません。
翻って、まずは家庭で危ないことにチャレンジせずに、どこでやれば良いの?ということになります。ここでなら失敗しても良い。そう子供が思う環境でないと、チャレンジはできないはずです。
失敗の先回りをしすぎることで、子供から何かを奪っているのかもしれません。許容できる範囲内で失敗をさせる。失敗をするということは、チャレンジや行動をしている証拠。その行動を讃え、認め、次はどうしたら良いかを考えさせる。この繰り返しで成長するのかもしれません。
よし、明日からは水を確認してボタンを押すぞ!
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