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リモートで負の感情はどう手ばなすの?

フルリモートワークになってはや2カ月近く。最近思うのは「リモートワークは負の感情が手ばなしにくい」ということです。

私は8年前からリモートワーク中心で仕事をしてきました。とはいえ、コロナ前は対面で社外の方とお会いする機会も多かったのですが、今は完全在宅勤務。家から一歩も外へ出ない日もあります。

無題のプレゼンテーション

もともと私たちってたくさんの「できごと」とそれにまつわる「感情」に囲まれながら毎日生きていますよね(上の図のようなイメージです。すみません…図が下手で…)で、その感情を他者と共有することで励まされたりいやされたりしています。

リモートでも上図の黄色く色付けした部分については共有しやすいように感じています。例えば、仕事だったら「案件が成約した!」ですとか「お客様からこんなにうれしいフィードバックをいただいた!」など。社内チャットやオンラインミーティングで共有しやすいし、仲間からの感謝や称賛も得やすい。それによってモチベーションが高まったり、うれしさをかみしめたりできます。

人は話すことで感情を手ばなす

一方で、フルリモートになって共有しにくいと感じるのがマイナスの感情です。別に愚痴大会をしたいっていうわけじゃないんです。でも、「つかれた」「たいへん」「がっかりした」そういう気持ちを共有することでいやされたりするのも事実。

記者時代に取材をしたある保健師の方が「人は話すことで感情を手ばなしているんですよ。そうして心が軽くなっていく」という話をされていて今でも印象に残っているんですけど、そういう意味ではリモートワークは負の感情が手ばなしにくいと感じます。

コロナ前にどうしていたかというと、オフィスで対面で会ったときやランチを一緒に食べに行ったときなど対面での仲間との「なにげない会話」に救われていたな、と。「最近どお?」「実はこんなことがあって・・・」「ちょっと聞いてよ~」そんなちょっとした会話・雑談です。

1ON1は一つの解になりうる

そういうネガティブな気持ちやコンディション面もふくめてお互いにケアできる場として1ON1は一つの打ち手になると感じています。ですからリモートワークにおける1ON1は業務の進捗共有の場であると同時に、気持ちをケアする場でもあると。これはリアルな場での1ON1ももちろんそうなのですけど、リモートになると一層その意味合いが強くなる、と思います。(私たちの会社では1ON1もリモートで実施しています)

ダラダラコミュニケーションもときには大事

もうひとつ大事だな、と最近感じているのが「あえてのダラダラコミュニケーション」。リモート中心の生活ってムダが省かれてどんどん効率的になっていきます。でも「無目的な会話」の中で「実は最近こんなことがあって…」とマイナスな感情を吐き出せたり、いやされたりエンパワーメントされたりすることもあるんですよね。だから仕事でもプライベートでも特にアジェンダを決めず(プライベートはもともとそうですが!)、話しやすい人数(3~6人くらいでしょうか)で1~2時間オンラインで飲み会したりおしゃべりしたりあえてざっくばらんに会話する機会を持ってみるのも大事だな、と改めて感じています。

withコロナの時代、リモートベースの生き方働き方はますます一般的になっていくはずです。そのときに自分の気持ち・感情とどう付き合っていくのか?特に負の感情をどううまく手ばなしていくか?他にもみなさんが試されているアイデアがあればぜひ教えてほしいです。

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