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専門家になろうと思って専門性を磨くわけでもたぶんない、きっとない。専門性はいつか立ち上ってきてしまう結果なのだ。

自分の専門って、ひょんなことから生まれることってよくあるんじゃないかと思っています。

さかなクンのように、子どものころから🐙の研究を始め、お母さまが🐙を大量に買ってきてくれて、それを描いていた・・結果、TVチャンピオン➡研究者、大学教員・・という道もあるけれど、それよりも、ひょんなことから自分の専門ができちゃったという「偶発性」によるキャリアのほうがうんと大きいんじゃないかと思うのですよね。

たとえば、興味ない分野のプロジェクトにアサインされてしまい、仕方なく、それに取り組んでいるうちに(会社員の宿命)、それがとても面白くなってしまって、勉強を始め、誰よりも詳しくなっちゃった、とか。

たとえば、先輩が突然退職して、「代行」しなければならなくなった、新分野で、ぶーぶー文句言いつつ、社外のパートナーと共に取り組んでいるうちに、その分野にはまってしまって、ライフワークになってしまった、とか。

キャリアの80%は偶然が左右しているという偶発性理論からもわかるように、たまたまそれが専門になってしまった、という人は多いのではないかと想像しています。

ただ、イヤイヤでも、なんで私が?と言うスタートだとしても、つまり、最初はもう完全に「外発的」だとしても、どこかのタイミングで「探究したくなる何か」が琴線に触れ、そこからは、内発的に動機づけられていく、ということなんだと思うのです。

一方、外発的に始めたことでしばらくやってみたけど、どうしても好きになれない、これ以上は探究したくならない。つまり、内発化はしなかったテーマも多数あるはずです。

人生100年時代、50年以上働く時代の到来で、私たちが探究するテーマ、自分たちの専門性は、きっと1個じゃなくて複数あって、その複数が組み合わさることで、その人らしいキャリアが出来上がっていくのではないかな。

たとえば、
・キャリアコンサルタント×組織開発
と言う人もいるでしょうし
・キャリアコンサルタント×メンタルヘルス
もあるでしょうし、
私のように、
・キャリアコンサルタント×人材育成
とか
・キャリアコンサルタント×整理収納アドバイザー
とか、
はたまた
・キャリアコンサルタント×人材育成×整理収納アドバイザー
となってくると、またさらに、なにか、自分らしさが
際立ってくる・・・のかもしれません。

専門性は、いろんなスタート地点があると思うのです。
そんな話をした今朝のVoicy。

一番面白いのは、たぶん、「不純な動機」ですw。

では、どうぞ。


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