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#25 地域活動履歴とマイ・キーワード13(2020年代前半編)

 私の地域活動履歴最終回は、2020年代前半です。2020年代前半も新たな活動にチャレンジする機会を得ました。

🔶コープこうべ (共助社会・ビジネスとソーシャルの融合)
 
2019年から4年間、生活協同組合コープこうべの理事として運営に関わらせていただきました。おそらく私に期待された役割は「組合員活動の活性化と本部機能のあり方改革」ではないかと感じながら、今までに経験したことのない巨大な組織のマネージメントと向き合いました。
 ビジネスとソーシャルの両方の世界に身を置いて感じるそれぞれの意識のギャップは、単に制度の違いからくるものだけではないように感じます。長い歴史、特に戦後の荒廃からの復興を目指す中での経済至上主義や働き方のあり様などの価値観と、一定の復興を成し遂げ成熟期を迎えた現在の価値観との歪みが軋みをあげていると感じるのです。そのような時代背景の中で、生活協同組合は大きな可能性を秘めています。収益性のある事業と170万人を越える活動力のある組合員の両輪を有しているからです。
 2030年を見据えた中期経営計画の中で、組合員活動とそれを支える本部機能の計画策定に関しては一定のお役立ちができたのではないかと思っています。
 一方で、私自身の追い求めている「ビジネスとソーシャルの融合」というテーマの難しさと短期間で組織風土を変えていくことの力量不足を感じました。
ゴールはまだ遠い・・・

🔶かわのまち保育園(まち保育)
 
着想から約2年半、2021年6月1日「まちの人と毎日をつくる保育園」をコンセプトに「かわのまちほいくえん」を加古川市の中心市街地にある寺家町(じけまち)商店街で開園しました。シミンズシーズとしては、次世代を担うスタッフからの提案を受け入れる形での初めての大きな事業です。
1.新しい形の保育にチャレンジし、子供たちを育めること
2.私たちのネットワークを活用してまちの人と子供たちをつなぐこと
3.子供たちや園の活動を通じてまちと関わり、まちをつくること
4.中心市街地の空き店舗を活用すること
などが企画内容でした。
 新しいチャレンジがしたいと気鋭の保育士さんたちが集まってくれました。が、従来の殻を打ち破って、「まち保育」なるものへの挑戦は想像以上に難しかったようです。当初の、苦悩の顔つきや流した涙を幾度となく見ました。ところが、彼女たちのプロ意識は瞬く間にこの壁を乗り越えて行きます。「これが正解」はないチャレンジですが、確実に目指すべき方向が見え始めています。

※写真は「かわのまちほいくえん」のロゴです。

次回はわたしのなんちゃってパラダイム1(ベーシック編1/5)です




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