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マリン首相来日に思うこと その①

2022年5月10日、テレビに映る若きフィンランド女性首相の姿に、
圧倒された日本人は多いのではないでしょうか。

「日本は世界から遅れている。」どれほど数字で立証するより
マリン首相の輝く姿は、日本へ”一撃”を与えたと思います。

それほど、彼女の姿は、日本人が連想する政治家像を打ち破るものだと思います。

私も、2019年にマリン首相が誕生したときに、衝撃を受けた日本人の一人でした。

”(首相には)あまりにも若い、あまりにも自然、あまりにも女性らしい”
当時、そう思ってしまった私自身が、いかに日本で暮らす中で
固定概念に囚われたか、反省をしたのを覚えています。

ヘルシンキ出身のサンナ・ミレッラ・マリンさんは、
2019年にフィンランドで、「世界で最も若い首相」になりました。

女性首相なんてすごい!と思っている読者の方のために情報を一つ。
フィンランドにおける女性首相は、彼女で実に三人目なのです。

彼女のバックグラウンドを知れば、さらに世界の政治を知ることができると思うので、
今日はご紹介したいと思います。

彼女の父親はアルコール依存症で、母親と離婚。
その後、母親の同性パートナーに育てられた彼女は、
家計が困窮していたのでスーパーのレジ打ちのバイトをしながら
勉強を重ね、大学祖卒業。
27歳で市議会議員として、政治家のキャリアをスタートさせました。

そして今、圧倒的なリーダーシップを発揮し、国を率いる首相として
ロシアへ対峙し、NATOへの加盟を検討していると発表しています。

自分に人生にリミットをかけるのは、自分自身。

それを物語るような人生を歩んでいるマリン首相の来日にインスパイアされて、
どうか、日本にもマリン首相に継ぐような女性リーダーがどんどん生まれていくことを
願ってやみません。

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