記録_11_15_tue_2022

2034///記録//遅くなった夜明けの暗い窓、耳には少し強い雨音が聴こえるいっぷくから今日は始まりました。/考えと味噌汁が煮詰まります。/二本目のたばこに火をつけたところで雨が幕を閉じるように止みます。晴れの日とは違う、一段と澄んだ静寂が訪れました。/心は状況に呼応します。/この記録の生活化のためにさっきのいっぷくで考えた行動を全て忘れます。/とにかく書く私という状況を作る作業だと。行動は少なく、私自身と記録を眺めることだろうと。/しょっぱい味噌汁をすすり終え仕事へ行く。/音楽を聴き始めたのは14時過ぎ、それまではラジオも何も聴きませんでした。/音楽は考えてしまう。/それまでは実時間でしか進まない記録をよく眺めます。/静かなつばぜり合いのようです。/近い息遣いがあると思います。多分(筆舌し尽くせない)それの息遣いです。/仕事とつばぜり合いの往来を終えた夕空、朝の鈍い曇天が一転、積雲の隙間の夕日が柔らかでした。/帰宅開始と共に今日の記録を考え始めます。/

先々週あたりから、平日はニュースを見ないことにしています。/電車でも書いた記録を眺めるか、音楽を聴く以外にはほとんどスマートフォンを見ません。/行動といえば、せいぜい本を読むか、じっとしているか。/電車の中でスマートフォンを操作するたくさんの人々を眺めていると、単に納得します。/状況は、現代って、こうなのだ、と。/ニュースよりもとても静かで、ずっと説得力がある風景です。/その風景の中で電車に乗っていると、自分がこれから全く別の世界に行くような感覚におちいります。/

帰宅途中の18時、モノレールから見える高層ビルやマンションの光る窓を眺めていると、今この中の人々も、この電車に乗る人々も皆、今が18時だと思っているのだと確認してしまいます。/何となく呆然としてしまいながら、そう確認してしまいます。///2141

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