見出し画像

「その領域で、結果を出したいの?」

最近、新しいことにチャレンジ中。

まだ企画をまとめている段階なんだけど、その中でアドバイスいただいた言葉に目から鱗が落ちたので、今日はそのことについて話したい。



私が企画の立案者で、マーケティングやブランディング、営業などが得意な人たちに相談をさせてもらっている。

私は特に、マーケティングやブランディングに関する専門的な知識がほとんどなくて。だから周りの人の力を貸してもらおうと思っているわけなんだど……皆さんの話がプロフェッショナルすぎてすごいのなんの。

自分の知識のなさと同時に、「もっとマーケティングの勉強しないとな」「マーケティングやブランディングにまつわる講座とか受けた方がいいかもしれない……」などと考えるようになったんだよね。

ようは、焦ってしまったの。

そんなことをメンバーに話したときに、「マーケティング用語など、最低限の知識は必要かもしれないけど、さやちゃんが講座を受けたり、マーケティングの勉強を必死にしたりしなくていいんだよ」と言ってもらい、目から鱗が落ちた。

「……必死に勉強しなくていいんですか?」

「いいよ〜!だって、さやちゃんはマーケティングの仕事で結果を出したいの?

目から鱗がまた落ちた。

「……いや、私はマーケティングよりも企画の内容を具体的に考えたり、参加者に寄り添えるポジションの仕事を頑張りたいです」

「だったらプランナー的な役割じゃないかな。その仕事に注力するのでいいんだよ」

そうアドバイスをもらってね、視野がね、ズバーンと広がった。

「それでいいのか……!」

「そうそう。プロジェクトに足りない部分を、一人で補わなくていいの。その足りない部分で実績や成果を出したいわけじゃないでしょ。足りないピースを得意な人に補ってもうらうので全然いいんだよ」

このアドバイスで、仕事への考え方が今まで以上に変わった。



頭では「できないことは誰かに頼もう!」と分かっていたはずなのに、動いていくうちに、どんどん「誰かに頼もう」と意識が弱くなっていた。

そもそも私は、企画の内容をしっかり考えていいものに仕上げたいんだった。マーケティング領域で“結果”を出したいわけじゃない。

危うく、努力の方向性を間違えてしまうところだった……!

どんな領域でも最低限の用語や知識は必要だけれど、いくら企画の立案者だからといって、専門的な内容までは足を突っ込まなくていい。

そのために、マーケターがいるのだから。その人たちに力を貸してもらうんだよね。

「私が立案者だから……」と思って、ついいろんなことに手を出しそうになってしまった。「違う違う、さやかが力を注ぐのはその領域じゃない」って感じだよね。文章を書くのが苦手な人が、ライターに頼むことと一緒だ。

「私は〇〇の内容がやりたいので、△△は全てお任せしたいです」と、ちゃんと伝えられるようにならないとな。

フリーランスだと、いろんな専門的な知識を身につけないといけないと思ってしまう。

もちろん、ベースとなる知識は絶対に必要。だけど、専門的な内容を勉強することに対して、あまり気分が乗らないようなら、果たして本当に勉強したいことなのだろうか?




もし、いろんなことを「頑張らないと」「やらないと」と考えて迷ってしまう人がいるのなら、「その領域(専門知識)で結果を出したいか?」を考えてみると、少し気持ちが晴れるかもしれない。

ひとまず私は、自分のやりたいことにちゃんと視点が戻せたように思う。

私は、企画の内容や文章表現、参加者に寄り添えるポジションで結果を出したい。

最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪