最近、私が痺れた歌詞たち

本を読んだり映画を見たりするだけでなく、歌詞から表現を学ぶことが多い。

以前のnoteでも歌詞を読んで表現を学んでいることを書いた。

最近またストックが溢れてきたので、今日は忘れないように痺れた歌詞たちをメモしたい。

①My Hair is Bad 『化粧』

切ない恋愛(失恋?)模様を描いた曲で、何気なく聞いていたとき、

口紅で書いた 赤い糸じゃ
あなたのこと 縛れなくて

という歌詞に一気に痺れた…。

口紅で書いた、赤い糸…!なんて秀逸な表現なんだ…と感動したよね。すごくリアルだし、2人の関係性が見えるなあと感じた歌詞である。


②King Gnu 『Vinyl』

大人気の4人組バンド King Gnu(キングヌー)。超ハマっていて、どの曲も最高に好きなんだけど!とくに全ての歌詞にゾクゾクしたのが『Vinyl』だ。

「遊びがないの、あなたには」なんて適当に言葉侍らせて
意図するなよ
この身など
博打だろ

遊びきるんだ、この世界
喧騒、狂乱に、雨あられ
最後の最後には
ニヤリと笑ってみせる

サウンドもMVもかっこいいのでぜひ聞いてほしいのだけど、モヤモヤした気持ちをぶち破って暴れまわろうぜ感がすごいのよ。とにかく全部かっこいい…。

「博打」や「喧騒」「狂乱」といった単語はあまり使ったことがなかったので、心にストックしたぜ。

ちなみに最近ほんと好きすぎて苦しい…全曲好き…(SONYのCMが最高なのでぜひ…早くフルが聞きたい)


③星野源 『さらしもの』 (feat. PUNPEE)


大好きな星野源さんの曲。歌詞を全部見てもらえると分かるんだけど、スターの孤独感や、星野さん自身をイメージさせる内容でぐっとくるんだよね…。

この輝きは僕のじゃなくて
世の光映してるだけで
身の丈じゃないプライドは君にあげる受け取って
捨てといて

物事を客観視する視点がすごいなあ…と感じちゃった。日常を少し俯瞰で見て「これってどうなんだろう?」と考えるくせをつけたい。ぜひ全部聞いてほしい一曲である。





歌詞って奥が深いよね。なんでこんな表現ができるんだろうと、感動してしまう。

毎日忙しいと自分が感じたことなんてすぐに消滅してしまうから、もっともっと日常で動いた感情を忘れないでいたい。

死ぬほど悔しくて泣きたいとき、どう思ったのか?

誰とも会いたくないほど疲れたとき、なにを思ったのか?

最高に嬉しいとき、どんな気持ちになるのか?

体験したこと以上の表現は、なかなか生み出せないと思うから、日常の些細な感情の波を大切にして、ちょっとだけ想像してみようっと。

いい表現、しっくりする表現ができるように、これからも研究を続けます。

最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪