ノンストレスでいい創作ができるの?
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という超有名なビジネス本がある。
社会人になってから何度も読んで、勇気をもらった大切な一冊だ。
とはいえ、仕事をしているとどうしても「大変なこと」は起こる。頭で「憂鬱でなければ、仕事じゃないんだよおおお!!」ということを考えるんだけど、人間だもん。やっぱり辛いときはある。
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前に、やることがたくさん増えて「楽しいはずなのに、なんだか心がモヤモヤしてしまう…!」という現象が起きた。
やりたいことなのに、どうも心が追いついていない。タスクが散らばり頭の中も整理できていなかったと思う。
そんな状態が1週間ほど続いたとき、つい姉に「なんだか心がモヤモヤする」「私、ノンストレスで生きていきたいよ…!」と話していた。
姉は私の話を聞いたあと、ちょっとだけ考えて、
「ストレスなしの生活はもちろん憧れるけど、ノンストレスでさやかはいい創作ができるの?」と呟いた。
「将来小説やエッセイの仕事がしたいのに、ノンストレスで生きていたら、誰の心にも刺さらない物語しか書けないよ。いい意味でストレスや緊張があるからこそ、いろんなことを感じて創作できるんじゃないのかなあ?それでこのnoteも書けているんじゃないの?」
…ごもっともだった。
たしかに私はハッピーな感情だけではなく、悔しくて悲しい、いろんな感情があって想像ができている。忘れないように日々感じたことをメモしているからこそ、今このnoteも書けている。
当たり前なことなのに、すっかり忘れていたのだ。
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ストレスがない生活は人間だったら誰もが憧れる。だけど、いい意味での「ストレス」は、何かを生み出そうとしている人たちにとっては必要なものだと思う。
ノンストレスで生きていったら、感動するポイントを見逃してしまいそう。緊張や不安を感じるからこそ、より深く物事が見れるのではないだろうか。
続けて姉は「ストレスがあるから『あれがしたい』『私はやっぱりこれが好き!』というのも分かると思うんだよね〜」と話していた。
ストレスはマイナスなイメージしかないけれど、負荷がかかるからこそ、本当の自分も見えてくる。そう思うと、ちょっとだけ心が軽くなった。
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「ノンストレスで生きていきたい〜」と叫んでいた私だけど、将来は人を楽しませたり、感動させたりする物語が書きたい。
人の心をぐっと動かせるような書き手になりたいので、ストレスはあっていいなと思った。モヤモヤしたことは、うまく飲み込んで咀嚼して自分の作品にしてしまおう。
共感性が高くなるし、深みが出ると思うんだ。
ノンストレスになれなくて全然いい。
そのストレスはあなたの創作を支えているかもしれないよね。
最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪