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気が重い作業を乗り切るために、私がやっていること

気合いを入れて仕事をしたいとき、カフェや喫茶店へ行く。

このご時世になってからはほとんど家で仕事をしているけれど、取材や打ち合わせなどで外に出たときは、直帰せずに短時間でもいいから少しだけパソコンを広げられるお店に寄る。

「気分転換がしたいから」

もちろんそういった理由もある。

でも1番は、自分を甘やかさないためである。




フリーランス生活が丸3年経過した今。家でひとりで働くことに対しては、随分と慣れた。最初はカフェでしか集中できなかったけれど、今は家の方が集中できる。成長したなあ。

しかし、いくら慣れたとはいっても、甘えてしまうことはまだまだある。

スケジュール的に頑張らないといけないのに、ちょっとだけ現実逃避をするつもりがなかなか戻って来なかったり。やろうやろうと思っているものの、なんとなくスイッチが入らなくて時間だけが過ぎてしまったり。

特に私の場合は、インタビュー原稿の「文字起こし」に対して、そういった気持ちを抱いてしまう(同じような人いないかしら……)

これは原稿を書くのが嫌と言っているわけではなくて、文字起こしって単純に大変なんだよね……!と言いたいのである。

何万文字も淡々と打ち続けるのがしんどいな……と思ってしまい、少しだけ気が重い(文字起こしをしないで原稿を書く人もいるけれど、私はいつも文字起こしをしたいタイプ)

きっと私、ライターのお仕事の中でいつまで経っても慣れないと思うのが「文字起こし」かもしれない。笑

前職時代から文字起こしは何回もやっているのに。ライターになってからも何回もしているのに。なぜだろう……。

(いつか外注できるようになりたいとも思うけれど、結局鮮明なうちに構成まで落とし込みたいと思ってしまい、自分でやってしまう。また、音声を聞き返すと空気感も思い出すから、なんだかんだ自分でやったほうが早いと思ってしまう。そんな状態なのでなかなか外注しよう!まではいけないんだよなあ)

とはいえ、やはり文字起こしをしたらその後の構成や原稿がかなり書きやすくなるから、今後もやっていく所存なんだけどさ……。

仕事の中で苦手(といえるのか)な作業がある場合、取り掛かるまでに時間がかかってしまい、つい甘えてしまうよね。

「もう少ししてからやろう」
「まだ時間があるから明日やろう」

なんて考えてしまう。

しかし、それじゃあ自分を追い詰めてしまうと思うんだ。



気が重いと感じる作業の負担を、いかに少なくできるか。

そこで私が意識し始めたのが、取材が終わった後にカフェや喫茶店に行って「文字起こしが終わるまで帰れま10」を実施すること。

取材後、家に直帰せずにあえてお店に入る。

取材が終わったあとなので記憶も鮮明だし、営業終了時間というタイムリミットがあると、とっても捗るんだよね。

その瞬間は飲みたいドリンクを頼み、食べたいスイーツを頼むことを許している。取材お疲れ様!という気持ちとともに、頑張るエネルギーを注力するための大切な投資である。

ドラマなどを観て現実逃避をしやすい私だからこそ、「この時間だけは作業する」「後になればなるほどしんどいよ!」という気持ちを抱き、外で作業をする。その結果、文字起こしに対する気の重さが少しだけ和らいだような気がする。

家で作業するより早く終わるし、何より満足感が爆上がりする。

「文字起こしが終わるまで帰れま10」は、想像以上に私にいい効果を与えてくれているなあと思う(ちなみに今日も2本文字起こしした。21時までかかったぜ……帰れてよかった……)

自分を甘やかさずに一気に攻めるスタイル、おすすめだ。




どの仕事でもそうだけど、気が重いなあと思う作業こそ、なるべく早めに手をつけたほうがいいよね。

職場でもいいし、私のようにカフェや喫茶店でもいいし。なんならコワーキングスペースでもいいし。

自分がダラけない場所で、とりあえず10%でもいいから手をつける。

10%だけ手をつけたら「キリがいいところまでやるか」と思って、ちょっとだけ作業が進む。この少しだけ進めておくことがとても大切だと思っている。

早くやることで満足度が上がるし、未来の自分をうんと楽にできるよ。

最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪