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遊ぼうぜ!で広がる輪 | Ep.2

2024/05/06

今日はお昼から、焼津のぎんちゃんに誘われて、
公園で、子どもたちと一緒に遊んできました。

はしゃぎすぎて数年ぶりにこけて、手を擦りむきました。手のひらを見て、痛いけど、どこか懐かしい気持ちにもなりました。

今日の思い出を記録しておきます〜✎

ちなみに、ぎんちゃんの紹介はこちら↓
ぎんちゃんのインスタ


この記事で伝えたい内容の中心

  • そばで遊んでいた子どもたちが、どんどん遊びの輪に入ってくること(すごかった)

  • 誰の子か分からないけど、誰の子でも、みんなで子どもたちを見守っている場所の温かさ

  • 大人だって遊んでいい!大人だってやりたい!

この記事を届けたい人

  • 「公園」「子ども」「自然」「遊び」「居場所」みたいなキーワードにビビッとくる方

  • 休学中、休学迷い中

  • やりたいことが見つからない(私も)

  • 私の行方を気にかけて応援してくださる方


※エピソードにある名前は、
私とぎんちゃん以外、どれも仮名です。

* * *

エピソード①「赤いもみじが欲しい」

ともくんが棒を手にとって、頭の上くらいにある、もみじの葉っぱをつついています。後ろから、りっくんが、その様子を見守っています。

(何してるんやろ〜)

そこへぎんちゃんやってきて、
「ともくん何やってるの?」

「りっくんが赤いもみじほしいって」
と、ともくん。

もみじの木にある葉はどれも緑ばかり。
でも端っこの2枚だけ葉が赤くなっていました。

ともくんは、りっくんのために赤いもみじを採ろうと、飛んだりはねたり、
「うーーーーん、あとちょっと………うーん」

そのとき、ぎんちゃんが、
「あ!!!!!!わかった!!!!!!」
「秋まで待てばいいんだよ!!!」
「そしたら全部赤くなるからさ!!!」

「え!!!そうなの???」
「秋まで???」

ともくんとりっくんは、
ワクワクするような、
目をくりくりさせて、
赤い紅葉を見上げていました。

* * *

エピソード②「壊れないひこうき」

ぎんちゃんが持ってきた発泡スチロールのひこうきで、みんなが遊んでいます。
ときどき、木にひっかかったひこうきは、
木を揺らしたり、
ボールを投げたりして、
取って、
取れたらまた遊んで。

そんなあるとき、
「あ!!!!!!!!!」

ひこうきの尾翼がポキンっと折れてしまいました。みんなちょっと、寂しそう。しゅん…。

そこへぎんちゃんやってきて、
「ほれ!!!!!!」
壊れたひこうきを、そのまま空に向かって飛ばしました。すると、、、

ひこうきの様子が変!くるくるくるくるくる旋回しながら、飛び始めました。
「わああああああああああ」
「みてみてー!変なの!!!!ははははっ!」
「えーーーーーーー!!!!」

ひこうきが壊れたってなんのその。
子どもたちの遊びがまた始まりました。

ひこうきはどんどん壊れていって、
しまいには主翼もポキンっ。

それでも子どもたち、
次はどんなふうに飛ぶだろうって、
まだまだ空に向かって、「えいっ!!!!!」。
「わははははははははははは!!」
お腹を抱えて笑っています。

子どもたちのひこうきは、
いつまでも壊れていないようでした。

* * *

エピソード③「大人だってやりたい」

お母さんが、しゃぼん玉をふーーーっと吹いて楽しんでいます。

とそこへ、
「ママー、ぼくもやりたいー!」と別の遊びから帰ってきたさっくんが言いました。

とそこへそこへ、
どこからともなく、ぎんちゃんが走ってきて、
さっくんを抱きしめます。
「大人だってやりたいんだよぉぉ!」
と、ぎんちゃん。ぎゅうううううう。

私は心のなかで、えっ…………。

でもさっくんは、
ぎんちゃんに抱きしめられて、
ママの楽しそうな顔をみてニコニコ、にやにや。

「ママー!!こっちだよ、こっちぃぃ!!!!」
とママのしゃぼん玉を追いかけて、
ママと楽しそうに遊んでいました。

大人だって、やりたいもんね。
遊んだっていいもんね。
ママが楽しそうだと、もっと楽しいね!!

* * *

エピソード④「みんな友達」

となりのエリアでサッカーをしている三人兄弟のボールがときどき、こっちに飛んできます。
壊れたひこうきが飛んでいくここの空を見上げて、ちょっと羨ましそう。

ぎんちゃん、近くの子たちに言いました。
「あの子達ってみんなの友達?」

「うん!〇〇くんだよー」
「となりのクラスだよ!!」
と子どもたち。

ぎんちゃん、
「そうなんや!
 一緒に遊ぼうぜーって言っといて!」

そこからどうなったか。
いつの間にやら、三人兄弟は、
壊れたひこうきを追いかける輪の中で、
みんなで一緒に遊んでいました。

公園は一つ。
どこにも線なんてないもんね。

遊びを通して繋がって。
知らない子でも、みんなで見守って。
だから大人も遊んじゃって。
遊びの輪がどんどん広がっていく光景が、
とてもあったかいな。


おわりに

ぎんちゃんの用意したアソビバは、
「遊ぼうぜーーーー!」ではじまり、
「また遊ぼうぜーー!」であっという間に、
時間が過ぎていきました。

前日に、
ぎんちゃんから言われていたことがあります。

子どもは大人のことよく見てる。
子どもは知らず知らず気を使うんだよ。
だから、大人が楽しくすること。
「ここまで、はしゃいでもいいんだ」って、子どもたちが思えるような大人でいること。

今日、公園にいて、
誰も無理してないなって思いました。
お母さんやお父さんが、
「自分の子から目を離しちゃいけない」
「迷惑かけちゃいけない」
って一生懸命なわけでもなく。

むしろ、親御さん本人が、
たった一人でけん玉に熱中してる場面もあり。

なぜこれでいいのか。
これが可能なのか。

それは、みんなでこの場をつくっているから。
誰かのなにかのお客さんではなく、
一人ひとりが主人公で、
みんなで、みんなの子を見守っているから。
それが例え、誰の子か分からなくても。

みんなで、
「みんなが楽しい」をつくっているから。

お子さんも、親御さんも、遊ぶ。
お母さんもちょっと木陰で昼寝したり。
かと思えば、けん玉したり。

こんな場所が、もっと他の地域にも増えたらいいなと思いました。
お金をかけない、誰でも輪に入る。
ただ居るだけで、みんなが楽しい、大人も子どもも、みんなが幸せな気持ちでいられる遊び場。

いろんなことを学びました。
ぎんちゃん、
子どもたち、
皆さん、ありがとうございました🌱


遊ぼうぜ!で広がる輪 | Ep.2


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