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遠隔授業を始める前に見ておいてよかったものあれこれ

 こんばんは、田中晃子です。「いっぱい書くぞ〜!」とnoteを開設したわけですが、ご覧の通り全然更新できていません。5月後半はオンライン講義の準備、6月前半は対面講義・遠隔同時配信の準備でわたわたしていました。

 苦労してオンライン講義をやったので、忘れない内に記録しておきたいと思います。
(1)Teamsを使ってオンライン講義をする教員の参考になるように
(2)受講した学生に「こういう舞台裏が…」と面白がってもらえるように
(3)自分の備忘録用に
書いていきます。今回は前編、準備編です。

準備を始める前に参考にしたもの

 東京大学大学院に通っておられる院生の岩澤直美さんのnoteです。オンライン講義を受講した学生の目線で、課題や対策方法についてまとめてくださってます。私はマーケティング研究者なので、サービスを受ける側の視点に立たなければならないという意識が常にあるんですね。受講者が何に不便さを感じるか、何に不安を感じるか、ということを準備する前に示してもらえて本当に助かりました。

 Teamsの使い方が知りたくてyoutubeで検索して見てみた動画です。でも具体的な操作方法よりも、「無理はしなくていい」、「できることからやってみましょう」とはっきり言ってくれているところに励まされました。大学教員は研究者であり、教育するためのトレーニングを受けているわけではないので、高度なことなどできるはずもないのですが、求められたらがんばっちゃうもので…。

寄る辺にしていたもの

 心の支えにしていたのは、社会学者の岸政彦先生と同じく社会学者の中井治郎先生(おふたりともおしゃべりも巧みな関西の社会学者ですね笑)のポストです。教育のキャリアのある先生たちだってこんなに動揺しているのだから、私も動揺していいのだなと思えました。いつも楽しくTwitter拝見しています。

私の置かれていた状況

 前期は講義を2科目担当しています。科目名はマーケティング論Iと商品流通論です。両科目とも履修登録者は60名程度です。

 旭川大学では、GW明けまでの休講期間があり、5月11日(月)からオンライン講義がスタートしました。段階的に科目数を増やしていくという方針で、私は商品流通論のみオンラインで講義をやるように指示されました。

 使用したサービスは、Microsoft社のTeamsです。大学がOffice 365と契約しているため使用を奨励されました。マニュアルはさっと確認して、繰り返し触って覚えた感じです。

(1)教材・課題提供型
(2)録画配信型
(3)ライブ配信型
 オンライン講義のパターンはざっくり分けてこの3つです。本学経済学部においては(3)のライブ配信型が奨励されていました。他大学の先生方からの話やTwitterのTLの様子からは(1)と(2)の組み合わせでやっている大学が多いようです。おそらくライブにこだわった大学は珍しかったんじゃないでしょうか。さまざま議論はあるでしょうけど、私は学生が課題漬けにならずに済んでよかったのかなと思っています。

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 今回はオンライン講義の準備段階の話を書きました。次回は、Teamsを使ってオンライン講義を行う際に工夫したポイントについてまとめます。

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