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私の価値観

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私の仕事観や人生観などをまとめたnoteです。 書評/仕事での学び/自分の原体験などまとめています。
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『だんな』と呼ばれた9歳児

僕は普段、『だんな』と呼ばれています。 noteやTwitterなどSNS専用のハンドルネームではなく、元々が実際のあだ名です。 小学3年生の時に付けられたこのあだ名の由来は、「お前の太々しさは“だんな“だな。」と言われ、それ以来、中学校卒業までの友達からその親、全ての担任の先生に『だんな』と呼ばれ、後輩には『だんな先輩』と親しんでもらえました。 その後は間が空き、前職に勤めている際に呼ばれるようになるのですが、社長から学生インターン、時には外注先の社長にまで『だんな』と

自分に矢印を向ける覚悟を持て|書評:『マーケティングとは「組織革命」である』

表題の元USJのCMO、現株式会社刀CEOの森岡毅さんの著書を読んで、ぜひ読んでほしいという人が思い浮かんだので書評的にまとめます。 「この本のポイントはもっとここだと思うんだよな」的なご意見いただけたら、非常に嬉しいです。ぜひいろんなご意見をください! 目次: ・この本を読んで欲しい人 ・なぜ読んで欲しいか ・この本の概要・ポイント 1. 先人を超えることこそが次世代の使命 2. 人間が悪いのではなく「人間の本質」を野放しにしている組織の仕組みが悪い 3. 決定権限のあ

書評:『ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技』

「ダークサイド」というフレーズに中二心くすぐられて読んで見たものの、結構いろんな人にオススメしたい本だったので書評にしてみました。 「この本のポイントはもっとここだと思うんだよな」的なご意見いただけたら、非常に嬉しいです。ぜひいろんなご意見をください! この本の概要「和をもって貴しとなす」 「あうんの呼吸」 会社に忠誠心を持つと同時に、よそ者を排除する。 そんな日本企業が持つ価値観を、いい方向に作用させる鍵となるパーソンである”ミドルリーダー”に向けた本。 ロジカルシ

【書評】ビジネスも人生もグロースさせるコミュニティマーケティング

どんな本かAWSのコミュニティ「JAWS-UG」の成功事例 なぜ読もうと思ったか・コミュニティを運営する仕事についたから ・人を巻き込むことが苦手だから ・個の口コミや評判が購買活動をリードしている時代になったと思うから ・マーケターとして必要な知識と思ったから どんな人におすすめの本か・サブスク商材を扱うマーケター ・新しいカテゴリーの商品を扱うマーケター ・フィードバックループが必要な商材を扱うマーケター ・熱量の高いファンを抱える人 ・コミュニティマーケターしたい人

【随時更新】マーケティングで使っちゃダメ用語まとめ

自戒こめて、マーケティングで使ってたら解像度下がってんぞ系の用語まとめていってます。 随時更新していくので、「これはいいだろ…」「これも気をつけようぜ」があればコメントください! (1)マーケティング主に中途がメインで集まる場や、社内外の人間がいる場で、下手にマーケティングって言葉を使うと大変。 支援会社出身で、PVやフォロワーなどを追っていた人のマーケティングは「プロモーション」や「ブランディング」。 コンバージョンを追っていた人は収益化まで見るので、その二者間で「

「無償の応援」という私の原体験

「応援」がテーマの仕事を始めて、自分の応援体験を掘り起こしてみた。 というのも、応援には本当にリターンのないものがあって、なぜ応援をするのかを紐解かないと、仕事の精度が上がらないからだ。 ーーー 僕の応援体験は中学生時代に遡る。 中学生時代、僕は生徒会長をやっていた。 通っていた中学では、委員会活動が盛んで、全委員会の委員長も選挙にて選出していた。 そして大体の委員長や生徒会役員は対立候補がおり、選挙期間中の挨拶運動や当日の立候補者自身の演説と応援演説がある、かな

スキルよりも大事な「STARの観点」をみんなに知ってほしい

自分が前職にほぼ第二新卒として入社し、そのとき参加させていただいたリンクアンドモチベーションさんの研修で、「STARの観点」というものを学びました。 社会人の基礎的な部分の多くはこの研修から得たと思っています。 あまり色々書くと、これから受ける人の研修効果が下がるので掻い摘んで書きますが、超基礎なのでいろんな人にこの観点を知ってもらいたいと思い記事にしました。 気になった人はぜひ周囲の研修体験者に話を聞いてください! (期間的にも価格的にも簡単に受けれるものではないです

「個人的には」が禁止ワードの会社の話

前職で学んだことの棚卸しをしていきます。 大事な文化だったなと思うので、忘れないうちに。 会社に個人的な意見はいらない 2年前、マネージャー会議の議事録を担当していました。 その会議では、社内のマネージャー以上のメンバーが集まり、会社の人事に関することや経営企画的な内容をメインに議題に、会議を行っていました。 「個人的には…」 ひとりのマネージャーからその言葉が出た時、社長が言ったのは 「個人的な意見をいうマネージャーはいらない」 このとき突然言われたワケで

「フルスイング」でフィードバックするという文化

棚卸し第三弾。 フィードバックの考え方について。 フィードバックは前進のためにあるフィードバックは質が重要です。 ここ最近で違和感を強く感じているのが、「言いたいことだけを言うフィードバック」。 「ご意見ください」に対しての返しはそれでもいいかもしれません。 きっとそれが求められている。 ただ、ゲートウェイ機能としての人間からのフィードバックは、言いたいことを言うだけでは価値がない。 みんな仕事を前に進めたい。 前進できなければ、フィードバックの意味がない。 自己

ヒトファーストが経営理念の会社にいた話

棚卸し第二弾。 顧客史上主義、ユーザー・クライアントファーストの会社はたぶん数多くある。 新卒で入社した会社もお客様第一主義が社是でした。 僕の経験では、そういった会社は残業させることも休出させることも厭わないし、社内の人間は最後という会社だったかなと。 そんなイメージのなかで出会ったのが「ヒトファースト」が理念の会社でした。 なぜ近い人間から犠牲にしていくのかが疑問だった家族よりも仕事が大事。 社内の仲間を消耗させて、クライアントに尽くす。 その感覚に非常に違和感

「感謝とリスペクト」が当たり前の会社にいた話

前職の棚卸しシリーズ第四弾。 今回は「感謝」と「リスペクト」という、当たり前のお話です。 感謝とリスペクトのカルチャー元々の発祥はインターンの子の日報から。 前職は日報を毎日"日報サイト"を使ってアップしてました。(ローカルのサーバーにwordpress当てたカンタンなやつ) なので、日報は全メンバーが見てコメントできる、コミュニケーションが活発な会社でした。 転職して日報がなくなり、いま思うとこの文化も結構好きだったかもしれない。 さて、そんな訳なので、日報を社

#20代CtoCマーケピザ で改めて学んだ5つのこと

先日、表題のイベントに行ってきました! そのなかのワークで出した提案がご好評いただけたので、自分の棚卸しも含めてまとめてみます。 イベントの内容20代CtoCマーケピザ 〜日本におけるCtoCマーケティングの起爆ポイントとは〜@キッズライン アジェンダはこんな感じ。 ・菅原健一さん×やまざきひとみさんトークセッション ・キッズラインを題材にケーススタディ └各チーム発表・フィードバック ・懇親会 ということで、登壇者はMoonshot すがけんさんとキッズライン や

アンサーファーストが文化の会社にいた話

棚卸しも早第5弾に。 前回までの記事はこちら。 今回は「アンサーファースト」という文化について。 ご存知かもですが、「結論を最初に言う」コミュニケーションがアンサーファーストです。 読んでほしい人・セミナーで質問すると、質問なんでしたっけ?と言われる人 ・上司に結論何が言いたいの?と聞かれる人 ・webマーケやっててCVR改善に苦手意識を感じる人 「結論から言って。」よく社長が言っていたと思います。 社長は「忙しいときにすみません!」と声をかけると、必ず「全然ヒマ!

なんでも屋はスペシャリストの夢を見る

前職では自分を「プロ雑用」と称して仕事をしている時期がありました。 比較的なんでもできたので、色んなことを頼まれました。 特に多かったのは「開発に頼むまでもないけど、チーム内では作れない」系のスプレッドシート作成です。 チーム内なんでも屋のつらさ頼られることは嬉しいし、自分の仕事で他の人が成果を生み出せるとやりがいは多少はあります。 問題は自分の役割がわからなくなることです。 特に、目標が売上だったときのことを思うと、胃が痛くなります。 売上を出さなければならない