苦手な言葉:割り切る
田中裕之と申します。IT企業でキャリア自律支援をしたり、職場の人間関係づくり・コーチングなどに取り組んでいます。
この手の仕事をしている中で、避けて通れないことの一つに割り切ることがあります。
制度が変わった、異動があった、人が辞める。それは会社という動的な存在として当たり前のこと。
なのでしょうが、どうにも私は苦手です。ビジネスライクとか言われても無理!なんだよビジネスライクって、と思ってしまいます。
自分を騙すこと、自分に言い聞かせること。それが割り切ることなのでしょうか?このモヤっとした気持ちや悩みを抑えて?
制度が変わったらあのメンバーはどう思うだろう。異動することを聞いたらどんなことを考えるだろう。辞める人はどんな気持ちなんだろう。
そんなことを考えて人にフォーカスしてしまう私には、割り切ることは遠くのことです。無機質さが耐えられません。
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私の周りの優れたリーダーは、割り切ることが上手いなぁと思います。
それはビジネスライクとか無機質とかではないです。強いていうなら肚を決める感じ。
蓋をするのではなく、ちゃんと自分の気持ちに触れているし、直視している。その上で、悩みも葛藤も辛さも全て飲む。
そして最後は、自分の決定を信じ、自分にできるアクションを決めている。
上っ面だけ蓋をして、見ないフリをして、これがビジネスだ、というのとは違う。天と地ほどの差がある。そもそも入口が自分の内面と向き合うことですしね。
近々私にも「割り切る」ことがやってくる。まずは葛藤と向き合った。あとは自分を信じ、自分にできることを決めることだけ。
さぁ、肚を決めよう。
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