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感情のぶつかり合いはトラブルの元

虚心坦懐に受け入れる。

ぼくには4歳と2歳の息子たちがいるんですが、彼らをみているとこの部分の強さを感じさせられます。

それに成長意欲の高い方や、すでに業界内で結果を出されている方ほど、虚心坦懐の姿勢でモノゴトと対峙している傾向が強いようにも感じます。

いやぁ、本当に勉強になりますね。

多くの人は、今まで受けてきた教育や経験が先行するのか、自分が正しいと思っている情報または、知らなかったものの自分には都合がいいような情報だけを受け取る傾向が強いです。これは年齢を重ねれば重ねるほど、合わせて自分の価値観だけを信じれば信じるほど、そのような状態に陥ります。

なので、少しでも自分の意見に背く人に対しては、徹底的な排他主義を貫くんですね。

自分の思考をそのような環境に整えてしまうと、対人関係でのこじれを作ってしまいがちになります。「人を受け入れない」ということは、とうぜん相手は阻害されたことから心的な損傷を受けますし、当事者としても「また楯突く奴が現れた」とイラだちを覚えてしまいます。

このように感情面で対峙してしまうことになりがちですので、リカバリーもできなくなっちゃうし、より「俺は間違ってない」と自分の考えに固執するようになってしまいます。

確かに、自分の価値観だけを正として外部にも強要することは、マーケティングの観点では非常に有効です。

モノが溢れて「何を買えばいいのかわからない」という状態に陥ってる人たちに、ズバッとわかりやすいメッセージを送ることになりますので、非常に心に刺さりやすくなります。なので、メッセージが精錬されているのであれば、企業・商品のターゲット像に近い人が動いてくれやすくなります。

ですが、組織の中でそれをやってしまうとどうでしょう?

たしかに、発信者の思想に共感する人は、「よくぞ言ってくれた!」という形で気分が良くなり、ついてくるようになるでしょう。ですが、反対意見もしくは、そもそも自分の思想を強引に押しとおすことを非としている人にとっては、新たな問題の発生にしかなりません。

つまり、市場といった分母がかなり多い場所で主張を貫くのは非常に有効な手段ではあるんですが、組織内といった分母に限りがある場所で主張を貫くとトラブルの元にしかならないといことです。

いや、トラブルを招くことや、組織を根本的に改革したいといった目的があるのであれば、一つの主張を徹底的に貫けばいいと思うんです。

ですが、組織や事業を成長させたい、win-winの関係を築きたい、BtoB戦略として先方との信頼関係を強固にしたいなどと考えているのであれば、相手の主張もしっかり受け入れる姿勢を持っておかないと、いずれ痛い目にあいます。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。