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『それは"優しさ"じゃないよ。』

はじめまして。青といいます。

初日の現状報告

昨日のnoteで、自分の習慣を変えるために優先順位をつけると公言しました。

今日はそのスタートとなる日です。

私は優先すべき項目として、

・運動
・就活(セミナーのための企業調べ)
・読書
・語学(英語と中国語)
・バイト
・イラストの練習
・noteを書くこと

をあげ、朝から上の三つの項目をやりました。
厳密な意味での優先「順位」ではないですが、ご勘弁を。(涙)

この記事を書いている現在、11:36ですがもう昨日より充実感があります。
まだ半分も残っているので午後が楽しみです。

そして何より、まだ動画を見ていない!(......それがどうした、感)
「たったそれくらいで......何て大げさな...」と思われるでしょうが、
今まで無意識的に動画に時間を費やしていた僕にとっては非常に大きな変化です。
(編集時22:15現在ですがまだ見ていません)

とまぁ、やり始めはいつもこんなもんです。
継続しなきゃ習慣にならないので、あまり無理しすぎずいこうと思います。



この「無意識的な行動や心理を意識する」ことは
人間関係をよりよくする上でも非常に役に立つものです。

今日は、これについて私自身の体験をもとに共有しようと思います。


『それは"優しさ"じゃないよ。』

そう彼に言われた時に、私が今までの人生で築いてきた"優しい"人物像が音を立てて粉々に崩れ去りました。


私は兄弟の長男として育ち、あまり親に相手にされなかった時期と重なったからか、学校で様々な子たちと触れ合う中で、どうすればみんなに嫌われず、好いてもらえるかを考える子でした。

長男ということもあり、立場の弱い人に対する理解が同年代の子たちより比較的深まっていったので、周囲からは「優しいね。」と言われる事が普通になりました。

それは中学・高校・大学と変わらず、もはや周囲から"優しい"と言われすぎて、
自分が他人に優しく接する事ができるという事を当然の事実として疑いませんでした。


しかし去年留学先で、ある一人のアメリカ出身の友人と出会います。

私は彼と徐々に仲を深めていったのですが、その中で自分でも意識せず彼を傷つけてしまっていることが何度もありました。

はじめは、「やっぱり文化の違いなのかな...難しいな」と考えていた私ですが、
ある日彼にこんな事を聞かれました。

「君にとっての友情って何?」


え、ゆ、友情?

それが私の素直な反応でした。
今までの人生の中でそんな質問はされた事も、した事もありませんでした。

そこでどんな回答をしたかは正直覚えていません。
それまでの自分の人間関係のほとんどが宙に放り出された感覚でした。

そして、さらに決定的な質問が。

「君にとっての優しさって何?」


それまで"優しい"と言われてきた私は動揺しつつも
彼に、当時の自分なりの優しさについて話しました。

周囲の人を否定せず受け入れ、相手のためになる行動をとる

とかだったと思います。(なにせ、ちょっとしたパニック状態でした)
話を進める中で、彼が言ってくれました。

「それは僕にとっての"優しさ"じゃないよ。」と。


この、「僕にとっての」が非常に重要です。

私には、これを考える力が全然足りていませんでした。
私のそれまでの"優しさ"は一般的な日本人(友人)に対するものであって、
一人の人間に対して向き合ったものではありませんでした。

例えば私が好ましくないと思った物や事に対して、はっきりと言わない事が"優しさ"だと考えていましたが、彼にとってはそれはむしろ"ひどい"ものでした。

その、一般的な日本人に対する"優しさ"のある接し方は
彼にとっては"優しくない"もので、それに気づかず彼を傷つけていたのです。


それに気づかせてもらった私でしたが、すぐには変化・対応できませんでしたし、
今も、彼にとっての"優しさ"をいつも考えられているわけではありません。


彼との会話の中で私は、それまでの無意識だった思考を意識する事ができ、
自分の思考が明確になることで自分の行動基準が見えてきますし、
その行動基準について考え(場合により改め)られるようになりました。
(そう言いつつも、まだまだ可視化できていない部分が大半です...)


自己分析の可能性

このプロセスこそが、就活をする中で散々聞いてきた自己分析だと思います。

就活において自己分析は、
就職(を通した自分のキャリア構築)をするためのツール、手段として用いられる事が多いように感じます。

もちろん、それを通して見えてくる自分の人生観などはキャリア以外にも大いに役に立つでしょう。キャリア構築のための自己分析も素晴らしいと思います。
また、就活生は時間的な余裕がない方が多いと思うので、無理に自己分析に時間を割く必要もないかもしれません。

ただ、就活生である前に私は人間であり、キャリアプラン構築も必要だと思いますが、第一に良好な人間関係なしには私の人生はありないと考えます。

そんな私にとって、彼がもたらしてくれた内省の機会は、どんなキャリアセミナーよりも本質的で、人生において間違いなく大きな変化をもたらしてくれました。


この文章を読んでくださった皆さんが、どう感じ、どう考え、どう行動されるかは分かりませんし、正解なんて無いです。

ただ、皆さんが人生において大切にしたいものがあるなら、ぜひ一度、数十秒でもいいので、それに対する無意識的な思考(や判断基準など)にアプローチしてみていただきたいです。誰かと話してみるのも良いと思います。

きっと、あなたの人生を少しでもよくできるような発見があると思います。


最後にはなりましたが、
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
あなたという一読者にとって、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。
(この記事はその友人に見てもらい、OKをもらえたので投稿いたします。)

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