『君たちはどう生きるか』をみて
もう観ることはないのかと思っていた宮崎駿監督の新作作品を今ここで、この映画館で観ている
事前告知もポスターに限られる大胆なマーケティング戦略
マーケティングとしてはあり得ないかもしれないけど、「宮崎駿」の名前こそが1番の広告だと私は思った
とにかく前情報の無い状態で観たいという思いから、公開直後はSNSに細心の注意を払ったことが懐かしい
冒頭のシーンではジブリを観ているという懐かしさを感じながらも、決して今までと同じでないジブリ映像としての進みを感じた
そして1941年生まれの82歳の日本生まれの老人が創る映像を私は目の前にしているのだと、そのエネルギーと作品への情熱に私は開始早々に目が潤んだ
おそらく会場の誰よりも早く笑
最初にこの映画のポスターをみたとき
もしかしたらこれが最後の宮崎駿作品かもしれない、そういう思いからも絶対に映画館に足を運んで観ようと決めていた
それに私は映画を鑑賞して、映画の内容中身にどうこう言いたいのではない
ただ宮崎駿監督の新たな作品をまじまじと目の前にして、全身でその世界に浸りたかったのだ
YouTubeの考察動画の内容をみて鵜呑みに解釈せず、その内容を安易に言語化しようとせず、
自分の中でゆっくりと時間をかけて消化していきたい
事前情報無い中で誰が声を演じているのかを、最後のエンドロールで答え合わせをしたのは、新鮮でおもしろい経験だった
映画のある世界に生まれてこれて幸せだなと感じた
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