2022年をふりかえる

今年は言葉にできる。
去年は言葉にできなかった、気がする。
2022年を振り返る。

人間しすぎたこの1年

人間しすぎた1年だった。いろんなことがあって今年の体感は5ヶ月。残りは人と社会と離れ、布団の中にいた。思いだして書いている今も涙が出る。地下鉄で息ができなくなったり、ご飯がのどを通らなかったり、友達といっしょに行った焼き鳥屋さんで食中毒にもなったりした。食中毒になったあとはよくないことが続く。数年前もそうだったのだ。自家中毒。体のサインは十分に出ていたのだけど気づこうとしない、ワシの弱さ、幼さ。恋人、家族、友達、主治医、職場の人の声も聞けないのだ。結果的に大切にしたい人を傷つけ、自分で自分を傷つけ、死にたくて消えたくてどうしようもなかった。それでも、助けてくれる人たちがいたり、新しい出会いがあったりして今、こうして文章を書けている。それだけで、幸せだと思う。
社会人になって、ワシが頑張ったら結果が出て、偉い人に認められてうれしかった。もっと、もっと、って求めちゃった。というか、ワシの軸はソコにあるのだ。自分が何のために生きていて働いているのかわからない。時間とか、空間とか、暮らしとか、生活に余白が全くなくなった。するとどうなったと思う？自分がすごく偉そうに感じて、高飛車になって、絶対に責めてはいけない人たちを責めてしまった。周りにいるワシのことを愛してくれる人たちを全身で愛せなくなった。人って愛したときしか愛されないのだと思った。後の祭りである。もう過去には戻れないのだ。
ワシは、過去の失敗を引きずって今を肯定した。たくさんの人に失敗を話した。話して、今が苦しいんですって言った。あれ、、この話何度しただろう。何のために話してるのだろう。高校生のとき、不登校でいることで自己肯定していたあのときと何にも変わっていないじゃないか。ほんと、自分がちっとも前に進めていない。地に足つけて3歩進んだつもりになって、ガタガタと2歩下がる。まあ、1歩は進んでると思うんだけど。一気にガタガタ下がるのってキツいの、ほんと。そんな調子でココまできたわけです。
10月、今、”ココ”を大事に生きることがワシが1ミリでも前に進むことだと思った。今できることを真剣かつ丁寧にやっていくこと。今日を生ききること。過去じゃなくって、未来でもなくって、今どう生きるかが大事ってずっと前からわかっていたはずなのにな。
11月に入ってから、自分が好きだと思うことをやってみた。ピアノ、ギター、絵、写真、文章を書くこと。夏が好きだと思っていたけど秋が好きだとわかったし、ちょっと外に出ると息が吸えるようになることもわかった。日記をつけて、文章を書いている。ピアノ、と言っても電子キーボードなんだけど、ついにアダプターが壊れてしまって弾けなくなってしまった。そこでやっとワシにはピアノが必要だと気づいた。困ってる友達の話をたくさん聞いて、真剣に向き合えた。そこには、嫉妬心を持ったりふんぞり返っている自分はいなかった。他者評価の中で生きていると自分が認められることしか考えず自分を傷つけて動き続けるので余裕も余白も生まれない。人と社会と離れてやっと「日間（ひま）」が必要だと実感したのだ。

「暇」と「日間」について

大学生のときに、「暇」と「日間」について書いたことがある。当時は言葉だけ意味を理解してたのだけどやっと自分の言葉で話せる。ワシにとって「暇」はただ病むだけの時間。「日間」は字のごとく太陽のあったかい日が少しだけ日常に入り込んできて、あ～幸せだなあって感じる時間。どうすれば「日間」をつくりだせるのだろうか。これはまだ仮説の段階だけど、他者評価の中で生きないことだと思う。「暇」は勝手にできる空間だけど、「日間」は自分自身でつくりださないといけないのだ。自分が、幸せだなあ、豊かだなあって感じたときに自分に日が当たるのだと思う。そこに他者が介入する場合もあるししない場合もあるし、でもそこに評価が伴ってはいけないのだ。ワシは、他者が介入していてかつ、評価があって幸せだと感じる機会が多すぎてその幸せに支配されていたのだ。今、「日間」を継続的につくりだせるよう修行中。まだまだ時間はかかりそう。いつか、スナック「日間」をつくりたい。お酒は出さない。夜中まで開いていて、あったかくしてワシが待っているので死にたい人はいつでも来てほしい。いい椅子と音楽を用意します。ピアノとギターも置いているので自由に弾いてね。

「死にたい」について

ワシは「死にたい」と思うことが多い。主治医に「死にたくなってない？」と質問された。「死にたくなります。」と答えた。自分の中で「死にたい」という言葉がほんとうは何なのか考えているけれどやっぱり死にたいになってしまう。消えたい、いなくなりたい、現実を見たくない、、そんな言葉とも似ているけれど、「死にたい」ですべての感情が片付いてしまうのだ。そう言葉にするのが一番楽。逃げているだけかもしれないけど、いつか別の言葉で自分の負の感情を表現できるときがくればいいなと思っている。いつもワシの「死にたい」を受け止めてくれてありがとう。ご迷惑をおかけしますが、ワシが自ら死ぬことは99％ないと思います。

2023年の目標

今”ココ”を大事に生きれとるんか？と問い続けること。答え合わせをし続けること。
すごく難しいのだけど、自分から出てくる声を言葉にする。そして自分で質問してみる。そのときの等身大の自分の言葉で答えていく。できたらいいなと思います。
ワシは言語化ひとりでなかなかできなくって、たくさんの人に話して話して話して、ようやく嘘をつかずに言葉がでるの。しかも、一旦持ち帰って過去の失敗や成功と今の状態と重ね合わせてあーだこーだ言うので、アリがキリンを登るくらいの時間がかかるかもしれません。（小2のときにアリがキリンを登ってキリンの高さで海を見る本を読んだ。なんだっけな題名。）
たくさんの人といろんなことを話したいな。

年末の挨拶！

少し早いけれど、2022年ほんとうにありがとうございました。クソお世話になりました。ワシの周りにいてくれる全ての方に感謝します。どうか、これからもワシを助けてください。ワシもみんなが困ったとき助けたいと思う。そして来年もワシといっしょに人間しようね！来年もどうか、よろしくおねがいします。
よいお年を。

年女おわっちゃった。次は36歳、マジかー。