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たくましく生きるためには 2

生きずらく感じる今の世の中

今の日本社会は、権力を持っている人達が、力を濫用して国民を抑えつけようとしている傾向が有ります。国民には、国の仕事に関する重要な情報が届けずに、マスコミを操作して自分達に都合がいい情報をいつも流しています。

その一方で、国民は自分達で信頼できる情報を調べたりして、他の一般の人達から情報を得たりして、何とか不安をやわらげて毎日を過ごしています。

ITリテラシーは今の時代は必須

一方でインターネットは、自由に人が意見を発信できる空間があるので、隅々まで調べていくことで、かなりの信憑性が高い有用な情報を集める事ができます。政治関連でも、真面目に国政を調査したり、youtubeで批判したりする人がいらっしゃいます。

政党も野党には真剣に国民のことを考えてきっちり仕事をしている議員も沢山いらっしゃいます。そういうことはインターネットで調べていくと分かってきます。国民には、検索した情報が正しいのかどうかをしっかり見極める力が問われています。そういう力を身に付ければ、情報難民になることを回避することができます。

周囲の人に振り回されないために

今のコロナウイルス騒動で思う事としては、国民はできるだけ自立して、力を蓄えたほうが権力者に振り回される確率が減るという事です。今の世の中は、権力者に権限が集中して、普段からお金や物に依存している人達は、権力者に逆らいづらく、振り回されやすくなっています。

そのような人の暴走を抑えるためには、国民は、生活力を上げたり、お金や道具に頼らなくても生きていく力や基礎体力や、人間関係や物事にすぐに対応できる力を磨いていったほうがいいと思います。

人の生命力は、元々無限に伸びていくもので、実際に30年間以上無人島で一人暮らしをして生き延びた元軍人の人も日本には存在しました。そういう状態の人にとっては、周囲の人が権利をはく奪するといってもあまり怖くないと思われます。少しでも、周囲の権力者の横暴の不安を減らしたいなら、何もないような状態でも生きる力をイメージして過ごしたほうがいいと思います。

いびつな日本社会の構造

今の日本社会は資本主義ですが、その大きな特徴として、物欲が強い人や、非情な人が優遇されやすいということです。資本主義は、いかに効率よく物を作り出せるかを重視しています。そのため、人一倍お金もうけに情熱があり、会社にお金をもたらす人が重宝されるし、従業員を命令通りに従わせる人は、たとえ非情なところがあっても、会社にとっては必要な人材になりえます。

私は、地元の乳製品製造会社に4年勤めましたが、最初の2年間は、仕事も優秀で人間性もしっかりしている上司のもとで働きました。私は仕事で評価されることはありませんでしたが、明らかに自分の能力が不足しているのが原因なので自分にとってはそういうものであると納得できるものでした。その後、他の部署に異動になりました。

異動になった部署は、以前の部署よりも単純な内容なのですが、私は評価されることはありませんでした。しかし評価が低くなる理由は今考えてもよくわからないものでした。上司の人は、ただなんとなく、あなたを認めないみたいな雰囲気をほのめかすだけであり自分はただそれを受け入れるだけでした。

私は日本の会社の人事は、評価が曖昧で不透明な部分が多いと思います。純粋な能力の有無で選ばれているとは言い難いところが沢山有るように感じます。

鍛えるという名のもと行われる暴力

日本社会で、権力がある立場にある人に、言葉の暴力を浴びせることで、人の精神力が鍛えられると勘違いしている人がいらっしゃいます。殆どの人は、言葉の暴力は、言われると傷つくし、元気がなくなります。もともとの繊細な感受性や優しさなどが失われていきます。感情が麻痺して非情な判断が下せるようにはなるかもしれませんが、人間的な強さとは別だと思います。

私は何回かそのようなタイプの上司に遭遇して、パワハラのような仕打ちをされたことがありますが、本人は本気で鍛えていると考えているように見受けられますが、やはり自分自身が強くなっているという感覚が得られずに、このままでは、人として大事な感性が失われると思って、それからはいかに暴言を真に受けなかったり、関わることを減らすことを考えるようになりました。何を言われてもユーモアで切り替えせるように、客観性を磨きました。

日本的な心の強さとは

実際には、日本にはそのような強さとは違うベクトルの心の強さというものが存在します。それはしなやかで柔軟で柳のような心です。そのような心は、感性を大事にして、きちんと体や頭を磨き上げていくことで養われていきます。こういう心のほうが社会順応性が高くて自然体で、生命力が強いと考えられます。


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