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お金の価値観について

私は、生まれてこの方大金にはあまり縁がなくて、生まれは祖父の書店経営が主な収入源である両親の元に育ってきて子供のころから、庶民的な暮らしに馴染んでいます。両親とも倹約家なので、借金を抱えることは無く、質素だけれど生活には安定感がありました。

大事なことにはきちんとお金を惜しまないで使い、無駄なお金は使いませんでした。私は、剣道で沢山遠征に連れていかれた時も、お金を心配せずに済んだし、国立の大学に2か所在籍しましたが、授業料免除の申請をしながら、仕送りの援助もあって無事に大学を卒業することができました。

お金は、あまり入ってこなくてもあまり悲壮感は感じませんでした。
そういう環境の元で育ったので、就職先で高収入を目指すという考えはあまり浮かびませんでした。大学時代は、東京遠征をして就職活動をするほどの資金を集められなかったので、地元で就職活動をして、農園や酒造会社を見学したり、乳製品製造会社の会社説明会を受けに行きました。

私が最初に入社した乳製品製造会社は、地元では安定感がある優良企業の一つですが、一般社員の平均の給料は年収350万円程度で、都会の会社に比べれば安月給に相当します。しかし都城市の物価が安かったり、社員をサポートするサービスが手厚いのでその程度のお金が入れば地元で安定した暮らしを送る事が可能です。

私の最高年収は、この会社に在籍したころが最大でしたが、どうしても手に入れたいというものが無かったので、生活に不満を感じなかったし、お金のかからない釣りやサーフィンなどの自然界の遊びをたしなんで過ごし、その少ない給料で上手くやりくりをするという習慣が身についていきました。

私は今では流行らなくなっている、汗水たらして働くという感覚を大事にしています。初めて労働でお金を稼いだのは、小学校の頃に祖父母が経営している書店で在庫確認に仕事を一日手伝って対価としてもらった500円です。
金額としては、はした金額ですが、その時に味わった仕事の達成感は他に代えがたいもので、私はその500円を有意義に使いました。

今でもその時の感覚を大事にして生活しています。自分の中での、このくらいの仕事の質ならこれくらいのお金の価値があるというのを大切にしています。子供時代にアルバイトで働いていたころは、収入は大したことは無くても、仕事の奥深さを学ぶことができました。

今までこなしてきたことに、空きビンの廃品回収や、新聞の集金や、飲食店の接客、遊具経営の接客、引っ越しの手伝い、などがありますが、どれをとっても、中身が豊かで学ばせてもらっています。

最近は、FXなどで、大金を稼ぐ人がいたり、仕事の中身と金額がちぐはぐになってきているという印象が有ります。やはり中身のいい仕事にはそれなり
のお金が得られるようにバランスを取る必要があると思います。


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