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自分で掴むということ

人から教えてもらったことや本で読んだだけのことは、すぐに忘れてしまう。


一方で、自分の体験から掴んだことは忘れたくても忘れられない。
自分の血肉になっているのだ。


自分の体験から掴むために必要なのが「反省」だ。


日々、反省をする中で、本質は何なのかを考える。
あるいは、考え続けている中で、ふと思い浮かぶこともある。


いずれにしても、日々の体験を振り返り、本質は何なのかを考える。


そうすることで、ある時、「掴む」ことができるのだ。


例えば、現在大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャーをしている。その中で、幾つもの問題が起こる。スケジュールの遅延、人間関係の問題、スキル不足のメンバーのフォロー、ヘッドカウントの不足などなど。
その中で、ふと、「天使のように大胆に、悪魔のように細心に」という黒澤監督の言葉を目にした。
このことは以前にもnoteで書いたが、日頃から目の前の問題に関して考え、反省していると、ふと目に入った言葉から考えが深まり、何かを「掴む」ということが起きる。
今回の例で言えば、プロジェクトマネジメント成功の要諦は「天使のように大胆に、悪魔のように細心に」なのだ。


つまり、黒澤監督が映画を作るときに大事にしている考え方と、プロジェクトマネジメントを成功させるための要諦は同じということだ。同じというよりは、共通項があるということだ。


そのことに気づけるかどうかが、ビジネスパーソンとしての成長に大きく寄与すると思うのだ。

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