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乳がんサバイバー(進行乳がんを生き抜いて)

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17年前のステージ3Cの乳がん闘病記。壮絶な治療の果て絶望の淵から立ち上がった記録です。傷だらけですが元気に生きています。 エッセイ特別賞受賞しました。たくさんの方に読んで欲しい…
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#家族愛

乳がんサバイバー その後 エピローグ

乳がんサバイバー その後 エピローグ



 エッセイの元になったのは闘病中に書いていた日記で、「乳がんサバイバー」の10倍以上の分量がある。ハワイにいた6年間書き続けた。しかし「乳がんサバイバー」では2003年の乳がん発覚から2005年の7回目の卵巣手術で終わっている。その後の事を少し書き足そうと思う。

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 子宮卵巣を切除した後は、飲み続けていた抗ホルモン剤を変えることになった。以前はタミキシフェンという薬を飲んでいた。

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乳がんサバイバー 最終話 そして希望へ

乳がんサバイバー 最終話 そして希望へ

 

 子宮と卵巣手術が終わり、退院した。やっと自分のベッドでぐっすりと寝た。少し退院が早すぎたかもしれない。夜から具合が悪くなる。今回も耳鳴りと言うか頭の奥で嵐のようなゴウゴウという音がする。時々痛み止めのロクサセットを飲み、昏々と眠る。

退院するといつも夫が「君のソウルフードだよ」と白いご飯を炊いてくれて、みそ汁を作ってくれる。白いごはんと具の入っていないみそ汁は体中にしみ込むようだった。

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