たみや

悲しきOL

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最近の記事

辞めます

辞めることにした。 1回につき2泊の出張を月に2〜3回、場合によっては4回(確かなことがなにもわからない)、すべて対応するのは無理です!と断ったら、社長の態度ががらっと変わった。 メールの返信がない。 最低限、仕事の確認対する返信はくれるときもあるが、内容と関係のないダメ出しで前に進まない。(そしてかぐや姫のような無茶振り) 呼び出され、仕事が遅いと言われ(機嫌のいいときに進捗を報告したときは納得してたのに…)、 前回の打ち合わせと食い違っているところを指摘すると、「あな

    • 「辞めますか?」

      大学の授業で一番好きだったのは翻訳の授業だった。 英語は好きでも得意でもないから、先生が面白い人だったというのが大部分の理由であったが(女性の下着を「パンツ」と訳したら「パンティだろ!」と怒られて目から鱗だった)、一単語ずつちまちまと辞書を引く作業を重ねて、なにか成果物ができあがるというのが楽しかったんだろう、と思う。 誤訳であっても、次の週には先生が正解を持ってきてくれるので、答え合わせもできてスッキリ、という感じだ。 今の仕事は、あの時の翻訳の課題に似ている。 前任者が

      • 転職して3営業日目の平日、歓迎会を兼ねた懇親会を開いてもらった。 入社早々、社内での立ち回り力が試されるときがきた。 転職をした回数も、転職された方を迎え入れた回数もそれなりに重ねてきたので、新人がどういう見られ方をするのか、平均よりは詳しめに知っている。 一番の安全策は、目立たないこと。積極的に自己アピールをしすぎても、忍者を目指して息を殺すのも悪手だ。 そこで始終ニコニコしたまま、サラダを取り分けたり、お酒を運んだり(お酌はしなかった)、話にうんうん頷いていたら、顔が筋肉

        • 奈良ブーム

          最近、奈良に行くことが多くなった。 この間人と話しているときに「興福寺って京都ですよね」とアホ発言をしてしまって、自分でものすごく危機感を覚えたからだ。 無口なので今まで誤魔化せていたような気がするが、私はとてもとてもアホなんじゃないかなと思った。 たしかに、記憶力が悪くて本や映画の内容はすぐに忘れるし、注意力散漫だし、目も耳も開けているのに電車を乗り過ごすこともたくさんある。 以前、大塚国際美術館の場所は淡路島だと言ったら、私よりさらにお馬鹿だと思っていた妹に散々馬鹿に

        辞めます

          いつも通りの休日

          ずっと姉から薦められてられていた「ミッドサマー」という映画を観た。 過度な暴力やグロテスクな表現、死、人生を直視するような映画は苦手なので、教えてくれるなら、なるべくそうじゃないものをとリクエストしていたけれど、要望から大きく外れていた。 私は、わかりやすくてスカッとするオーシャンズ11みたいなのが好きなのだ。 邦画だと「男はつらいよ」「海街diary」などのハートウォームな作品とか。 結果的には、観て良かったと思う。 途中クスっとしてしまう場面もあり(なぜだろう)、うた

          いつも通りの休日

          自分のこと

          転職した会社で3分間の自己紹介をしてほしいと言われてから自分について考えた。もちろん、そこはありのままの自分自身ではなくて、「他人様に紹介できるような人間」としての自分像だ。 面接の自己紹介ではないし、バリバリのキャリアを目指すような部署でもないから、あくまでも社内コミュケーションのためだけの挨拶。アピールするのは、親しみやすさとか、できる限り好印象を持ってもらえるようなことだ。 でも、果たして私にそんな要素があるのだろうか。 休日には家の掃除をして、映画を観たり、漫画を読

          自分のこと

          転職した同僚が軽薄に「飲みにおいでよ」と誘うから、「また今度ね☺︎」と返して、暫く待ってからブロックした。純粋だと思っていた恋愛が急に冷めた。もうすぐ転勤で地方に越すことは知っていた。 暫くして新しいアカウントから「無視すんな」と届いたときもすぐにわかったけれど、返事せずにいる。

          転職した同僚が軽薄に「飲みにおいでよ」と誘うから、「また今度ね☺︎」と返して、暫く待ってからブロックした。純粋だと思っていた恋愛が急に冷めた。もうすぐ転勤で地方に越すことは知っていた。 暫くして新しいアカウントから「無視すんな」と届いたときもすぐにわかったけれど、返事せずにいる。