不安は行動で潰すしかない

私は日常的に不安を感じやすい性格だ。取り越し苦労も日常茶飯事。

しかし一方で他人からは「メンタル強そう」と言われることが多い。おそらくそれは、幼少期からこのような性格で苦労してきたため、不安を前に進む力にコンバートしてきたからだと感じる。今日は特に、メンタルが強くないけどプライドは高い、という方達(特に受験生だな)に向けての記事にしたい。役に立てば嬉しい。

はじめに

例えば、絶対に受かるはずのない志望校を目指している学生がいるとする。というか実際に私がそうだった。

このときできることは、

  1. 逃げる

  2. 闘う

の2択。プライドの高い私は、周囲の目線を気にしたり、自分で自分に課している目標を達成できないことに不快感を感じていたため、後者を選択。

しかし、メンタルの弱い私は普通の闘い方では勝てない。よくある、「とにかく前に進むんだ!行け、勇者達よ!」みたいな根性論では突き動かされない。走り切る前に確実に心理状態がどん底に陥り、再び上がることはできないだろう。

そのため、私は

  1. 現実を楽しく

  2. 現実を短く

することに注力した。

不安への向き合い方 〜2つの方向性〜

1.現実を楽しく

大抵の人は勉強が嫌いだと思う。中国では勉強とは「強制的にやらされるもの」という意味を含むらしいが、日本人は(本当は誤った意味で伝来したのだろうが)まさにその意味で使っていると思う。

だから、私はその時間をできる限りエンタメに寄せた。具体的に言うと、世界史の資料集で推しを見つけたり、古文で状況を思い浮かべて絵を描いたり、太田豊太郎にツッコミを入れたり。私はもともと絵を描くのが好きだったり、お笑いも好きだったため、このような手段をとった。ゲーム好きな人は勉強を攻略ゲームと捉えるのと同じような感覚だ。自分の好きなものと可能な限り融和させられないか考えてみると良い。

成績を上げることだけに留まらず、この別のものと融合させる力というのは汎用性が高いと思う。例えば、

  1. あらゆる嫌なものに対する嫌悪感を低減させることができる

  2. 別カテゴリーのものを組み合わせることはアイディア創出力につながる

などがあるためだ。前者に関しては本当にあらゆるものに適応できる。
後者に関しては、大抵の「アイディア力を鍛える」系の書籍で再三触れられていることである。融合させるということは、その2つの対象物の要素を分解できているということであり、この要素分解はロジカルシンキングの要でもある。ということで、融和力は汎用性が高いと感じる。

…大変堅くなってきた上、自己啓発本みたいな上から目線の鬱陶しい文章になってきた。あぁ、嫌だ。やめようかな。でも、あと1つだけ。

2. 現実を短く

本記事ではこちらをメインに話したかった。

不安になると、人間は立ち止まる。もちろん私もしょっちゅうなる。しかし、これは(ことふりにたれど)人間の進化の歴史を考えると、当然の結果だと思う。

だから私は、あえて自分を退化させることにしている。

どういうことかというと、リスクなんて何も考えずに、ひとまず動いてみるのだ。今回の仮想的な状況においてだと、何も考えずに教科書の文字を追ってみるのだ。追うだけでいい。次のテストのことなど一旦忘れて、「教科書の文字100文字を追ったら私は合格できる」と超楽観的思考にするのだ。

おそらく初期ホモ・サピエンスであればマンモスに食われてあっという間に淘汰されているだろう。しかし別に今は食べられる心配なんてないし、ストレス過多で寿命を縮める現代では楽観的に構える方が適応度が高いとまで言えるのではないか。ただし、もともと楽観的な人がこの手法を使うとあまり上手くいかないかもしれない。

これをすることによって得られるものは2つ。

  1. 学習量

  2. 安心感

である。不安になっている時間を何も考えずに教科書を読む時間に変えたことで、結果的に学習量が増えてしまっているということだ。また、「私は不安になる時間を削ってまであれだけ勉強した」という事実が、太宰府天満宮のお守りの何百倍も心強い見えないお守りとなってあなたを守ってくれる。

まとめ

最後にまとめると、不安になる時間を減らして大脳新皮質の働きを一旦沈静化させて、とりあえず勉強道具に触れてみようぜ、ということです。

ここまですごく偉そうに話してきたが、私自身も今でも「なんでここまで…」と思うくらい頭がちぎれんばかりに悩む。若いうちは脳の発達がまだ完了し切ってないため、余計に悩みやすいと思う。たくさん悩むのは人間の性であるのだ。だから、悩む時間をひたすらとって良いと思う。しかし、悩む時間が辛くなったり、悔いるような段階になった場合は、不安を潰すために前進する勇気を持ってほしい。

私も社会の荒波にたった今航海に乗り出した弱い人間にすぎない。一緒に馬鹿になって、一筋の光を追い求めてみよう。

最後に、コツをお伝えすると、「夢を叶えるノート」を購入し、毎日
の勉強時間と、その時の思いや気づきをメモすると良い。そのノートがお守りになる上、学習効率も上がる。要所要所で
励ましの言葉が挟まれてあり、実際に元気づけられるため、一般のスケジュール帳と比べると割高だが価値はあると個人的には感じている。






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