たぶん見ると、少しは視点が広がるネット番組

 ふと抱きしめたくなるほど、ささやかな自分の生活ではなく、浮かんでは消える、まとまりのない思考の記録であり、自己満足に過ぎず、書かないと(打たないと)ひたすら下手になる日本語で己の考えを他者に向け、表明する練習のような、このNoteの記事は、記す内容の多くから、保守とか右と自分をカテゴライズしている人はまず見ないだろう。

それでも見ているなら、彼等にとってはともすれば、非国民などという大層な言葉でカテゴライズされがちな思想を持っているに違いない、私という個人を監視しているつもりだろうか? いやぁっ、ご苦労さま。でも、まことに暇なことであり、無駄なことと思うのだが)

別に保守だろうが右だろうが、自民党の熱狂的支持者であり、心から皇室を愛している皇族マニアであろうが、軍事オタクだろうが、維新のサポーターだろうが、私は別に構わないが、その手の人達は名前を見ただけで避けるだろう、だが他者の適当な評価にぶれたりしないレギュラーの御三方の、経験と知識に基づく政治的スタンス、イデオロギーがあまりに濃く出ているため、私なんかは楽しくて仕方がない、ずっと相槌をしている事が多い番組が、 (私が訳するなら、空想的革命)= Air revolution だ。

空想的革命などというのはあまりに陳腐とも思うが、つまるところ、エア・ギター、エアセックス、お医者さんごっこ、あるいは看護師ごっこ、CAごっこ、などなどと同じく、古来から様々な芸でも、年令を問わず庶民の遊びでも続いてきた、エアプの一種であると、Youtubeのコンセプト紹介でも書かれている。

ゲスでくだらない冗談はともかく、まずは、理想社会を実現するための思考実験を、みんなで(興味がある人は)やろうじゃないか! というのが、Air revolutionという、空想革命、思考上の革命であろうか。

革命と言う言葉を聞いただけで、うげーーーーっ、、、やっぱりそっち系ですか、、、そうなる人も多いのは、当然だと思う。私も、そういう感覚を、実は持っている

ほんわかリベラルであっても、自称なんちゃって左翼であっても、ヒューマニストを自称しても、大層なのは嫌なのだ。過激なのは嫌なのだ。そして、あまりに尖ってるのは、しつこくて嫌だ。あるいは、尖ってる己を他者に見せたくて格好つけてるだけに見えて、ガキっぽく、うっとうしく感じることもある。

でもそんな表層的な、雰囲気、ムード、ルックスでの好き嫌いは一旦忘れて、この番組をじっくり見て聴くと、いつも新たな知見によって、政治的、あるいは社会的、もしくは倫理的(どっちが正しいかはともかく)な、知的好奇心が刺激され、とても興奮できるのだ。もっと考えたいと、思わせてくれる。たとえそれがどれだけおとぎ話に思えても、現実社会をしっかり認識したうえで、理想の社会を実現する方法を考える、あるいは本当の理想社会とは何なのかを、考えるための、土台となる知識を増やしてもらった気になるのだ。

(有料会員にはまだなってないんだけど、、、ごめんなさい?!)

前置きがすっかり長くなったが、この藤原辰史さんの、何年も前から泥沼化しているイスラエル、パレスチナ問題への論評、考察は、まさしく珠玉の回だと私は思いました。Youtubeでは、お気に入りにしてもなるべくコメントしないんですが、つい感謝の言葉を書きかけて、あまりに多くの視聴者が絶賛しているので、やはり同じように感じた人が多かったのだろう。

イデオロギーによる食わず嫌いについて、指摘し、ともかくまずは聞いてみろというなら、エアリベラル、エア左翼、ガチ無神論者、天皇制は儀式化された文化遺産としてのみ、(日本人がそれを望むならば)より簡素化して残すべき、という非国民らしい私は、イスラエル、パレスチナ問題に興味があるけど、もっと色んな視点を持ちたいという人には、この番組を、すすめます。きっと、思考の幅、土台が広がると思う。



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