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”居場所” 三木住職 怪談説法と。。

 三木大雲さんの怪談説法

10月 三木大雲さんの怪談説法liveに初めてお邪魔しました。
予約も早めにしたので、前列で拝聴できました。
数々の貴重なお話のなかから、今日は居場所について
自分の見解も含めて書きます。

帰る場所ありますか?

 三木住職は今月は講演行脚で、京都のお寺には帰れないそうです。今頃は台湾にいらっしゃるそう。
ホテル暮らしなんていいじゃないですかと言われるそうですが、京都のお寺に帰られると、やはりホッとするそうです。
住職にも光熱費も払えないような極貧時代がお若い頃にお有りだそうで、そうなると段々と思考がひねくれて行ってしまったそうです。
素直じゃなくなるから、全てがよろしくない方に向かって、誰のせいだとか他人の性、社会の性と…どんどんひねくれて、そしてネガティブになっていくことが孤独の一番悪いところだと仰られてました。

家でなくっても、居場所があるって、とても大切なことなんですよ

そう語る三木住職のお言葉が胸に刺さりました。
なぜなら、ワタシは今年居場所がない…って強く葛藤していた苦しい時期があったからです。

家を無くしてシェアハウスへ…でも居るのが辛かった

春に15年くらい住んだ横浜鶴見のアパートからやっと脱出できた! と、テンションが上がっていました。
シェアハウスに住んでみたい、逗子に住んでみたい。
そう思って引っ越ししたわけですが、好きでもない、他人と住むわけですから実際に暮らしてみると色々と問題が有るわけです。

どんなところが良いとか、悪いとかはその人の性格や住む目的・期間によると思うので、何が良いとか言い切れませんが、きっちりしてるなって思う人はルールが細かく決まっている人数の少ないところが良いかもしれません。
私が居たところはとっても素敵でしたが、ルールがそこまで決まってなかったので、都度話し合いなどになって今はルールなどが少し増えました。

その過程で、意見を発するのは年上の私です。
極力我慢して、言いたいことの1/5くらいは我慢したり、自主的に気が付いてくれないかな?と思ったけど、やはり言わないと伝わらない。
ワタシが口うるさいオバサンみたいに思われてたようですが、何かを注意するってイイ気持ちはしません。ヒステリーだ!とか言われたくないし本当に気を使います。大家さんとよく相談をしていました。

これまで変な人とはお付き合いしてても、汚な好きの人と一緒に住むことは殆ど経験がなかったので、ちょっと衝撃の連続でした。。大人のマインドを変えるなんて、家族でも恋人でも難しいんだから、他人であれば本当に難しかった。
一回注意しても、2-3日したら元通り。 仕事で難しいことを言われたのなら話は別だけど、とっても単純な事しか言ってません。そんなだと、注意する側が疲弊してきます。粘り負けした方が負け?! 無理なら、許容するしかないです。

そんな時に、三木住職のYouTubeで「ゴミ拾いをしてきたら、俺のゴミも捨ててくれよ!」と言われたら、住職は「えっ!捨てていいんですか!!」って答えて喜んで捨てるそうです。
なぜなら、それは徳を積むことにつながるから!
昔、上司が「仕事って人が嫌がることをやってあげてるんだよ」って諭されたことも、ふっ!と思い出すと、週に何度も徳を積ませてもらってるわ!的なマインドに最近はなり、今はすこし気持ちが楽になりました😊

もうここから、引っ越しもしますので半年の修行は一旦終わりです。
ま、こんな感じだと心休まる居場所ではなく。。
日も短くなって来て、駅からも遠いので色んな意味でも辛くなっていきました。

気持ちが安らぐ居場所の有り難さ

そんなころに突然祖父が亡くなって、北海道にしばらく帰ることになりました。もう自分のホッとする場所という感じではないのですが、それはきっと自分の好きな事が少し定まって来たからな気がしてます。

いつからか、私も羽田空港上空に飛行機が近づいてくると「帰ってきたなぁー」とホッとするようになってきました。

前は横浜の家に着くとホッとしましたが、逗子に越してから"帰って来た~"と思えるようになったのは、引っ越してから4か月くらいはかかったと思います。 

行きつけになりだしてるお店や、近所の商店街の顔なじみの人だちだったり。ご近所さんもいい人が沢山で。
集落の夏祭りや、習い事、海遊び、ちょっとしたことを助けてくださったり、声をかけてくださる方も居ると、居場所がいろんなとこに出来てきました。
都会に近いのに、こんなに人が温かいいい場所があるんだと驚いたもんです。
横浜時代はとにかく近隣の人とそんなに関りはありませんでした。。

価値観の共有でうまれる居場所

居心地がよくて たまに行くお店は、たいてい店主がユルいです(o^-^o) ※誉めてますよ!
その一つに、東北出身の店主が開いてるちょっと古めの落ち着く飲食店があります。

いろんなことをされてるんですが
北国で育った私と、このお店の店主。
こないだ、店内で灯油ストーブを切ったあと、すこーし冷えてくる部屋の空気に混じってきた灯油の臭いに

『この灯油の臭いと、部屋が少し冷えてくるのって、あぁ冬がくるなぁって思うけど なんかこの侘しさもいいよね』って私が言うと

『あぁーースゴい良いですよね~』
なんて ぼそっと言ってくれて。ほけーっとして。

朝活イベントを少人数でしたときも
縁側で朝陽を浴びてマッタリして
ふぁーーってゴロン ダラダラして。
"いいねぇーー"なんて みんなで話してたり。。

結構クールな男の子なんだけど、あまり忖度しすぎる子じゃないので、自然とこういう感覚を共有できる人たちも、心をシェアできる止まり木みたいで貴重だなって。

いろんな方がこのお店には集まってくるようで、一人で行って、サクッと帰るときもあるけれど、隣の方たちとお話して盛り上がったり。
すんごい特別なことをしてるわけじゃないんだけど、
普段すこし気を遣う性格の私なので、あまり気を遣わなくていい?から、ここが居心地がいいのかもしれません。

店主に対して、私もお母さんに甘える状態で
最近は「野菜食べたい」って丸投げして作ってもらったりもします^^; そのうち、タッパにつめて~!とか言い出しそうってゲラゲラこないだ話してました。

で、 ”おやすみなさーい” って言って
ふわっと夜道をチャリチャリーって帰る。

こういう心の居場所があるってこと、心がフラットでいられる場所ってこんなに精神衛生上、素敵なことなんだと今年は学びました。
何ヵ所かそういう場所はあるので、ふわふわとたまに気分転換に赴くのです。一人行動が98%くらいの私は、いつも風まかせ、FeelingでFeeling goodなとこに居ます。

  アタック上手? ひとり旅で学んだ繋がる心がけ

日本人って人に連絡先を聞いたり、知らない人と突然仲良くなるって苦手な人種だと思います。

バックパッカーをすこししてたり、外国人と自然と交流することが多かった中で、自然と初めて出会っても、気軽に助けたり、ご飯一緒に食べる??
なんて自然に誘える性格になりました。相手は女性が多いですけど。(たまになぜか狙ってくれるレアな男性もいるけど、変人好きなので恋愛したいモードガンガンで来る人は爽やかにお断りします)

いつも外国の人といて可愛いなぁって思うのは、こういうときにバックを一生懸命ガサガサして
『連絡先書いて!!』
って来るときに、メモ紙が 封筒の使ってないとことか、チラシのやぶけたやつとか、全然ちゃんとしてないのにキラキラした目でハイッ!書いて!ってくるところ。

旅をしてるときも、朝起きたらベッドサイドに知らないドイツ人が立ってて『ひとり旅??今日一緒に観光しない?!』とか。結構いろんなことが普通にあります。

なんかこのライトなマインドがコピーされて、私は10~20歳上とかの尊敬できる素敵!! って思った方とかは
『連絡先とかSNS有りますか?お友達になりたいです』
って、キラキラしながら、爽やかにライトに言えるようになっちゃいました。

若いときって、こういうライトに人と繋がる相手をすこし間違えてた気がします😅 今はそんなこんなで、愉快な方達との繋がりを頂けてます。
まだまだこれからだけど、旅をしたり、旅する人を助けたり、近所や不思議なつながりで頂けるご縁を大切に紡いでいって。
みんなの心の居場所になれるくらいの余裕ある人間になりたいなーと思いました。

来年は もっと時間的に余裕ある日々を過ごして、ホッと出きる居場所でぼーーーっとしたいなーと思うのでした。奄美も行きたいな✨

伊豆大島に向かうフェリーからの朝陽





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