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富山の夏のすごし方

皆さん、富山の夏にどんなイメージがありますか?

雪国だから、夏は涼しいんでしょ?
避暑にぴったりの場所なのかな?

実際のところ、どうなのでしょうか。それでは、富山の夏のリアルと、富山の夏を過ごすのにうってつけの場所をご紹介します!

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◎結構暑い!富山の夏

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気象庁データより著者作成

実は富山県の夏は結構暑いんです。
グラフを見ていただくと分かるとおり、8月の平均気温は30度を超えているので、決して「富山の夏は涼しい」とは言えません。8月の平均気温が30度を超えているのは2010年から10年連続なので、この傾向は今後も続くと考えられます。

それどころか、近年は「日本で最も暑い地点」になることもしばしば。2020年には、全国でこの年初めての38度台を記録したりもしました。

そんな時でも富山県人は全国ニュースになったと喜んじゃうんですけどね。

◎富山の避暑地

暑いのはちょっと苦手…というあなた。

「富山県」と一言で言っても、全ての地点で毎年38度を記録しているわけではありません。県内で快適に夏を過ごすのに、オススメのスポットをご紹介します。

・立山でキャンプ「雷鳥沢キャンプ場」

みくりが池

©︎とやま観光推進機構

富山が誇る山、立山連峰。
立山の「雷鳥沢」という場所に、キャンプ場があります。ここは登山者向けのキャンプ場で、夏になると多くのテントが並びます。ベストシーズンは8月!満天の星空のもと、眠ることができますよ。

アクセスは次の通り。

富山駅から富山地方鉄道に乗って「立山駅」へ。
(車で直立山駅に向かってもOK!駐車場無料です)

立山ケーブルカーで「立山駅」から「美女平」へ

立山高原バスで「美女平」から「室堂」へ
※ここで標高2450m

室堂ターミナルから徒歩約45分で「雷鳥沢キャンプ場」到着!

室堂の夏場の平均気温は15度前後。真夏の暑さから解放されたい方にはぴったりの場所です。

料金:1泊1名につき1,000円 ※小学生以下無料
※事前予約不要
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺雷鳥平
電話:090-1632-9141 (雷鳥沢野営管理所)

黒部峡谷トロッコ電車

宇奈月トロッコ

©︎黒部市

黒部峡谷とは日本一深いV字峡。峡谷を走るトロッコ電車に乗れば、残雪が残る景色から新緑、紅葉と表情を変える黒部峡谷の様子を楽しむことができます。

こちらも、真夏でも30度以上になることはほとんどないので、快適に過ごすことができます。

夏に楽しめる新緑は圧巻。トロッコ電車は総延長20.1km、約1時間20分の旅。観光スポットとしても有名で、コロナ禍以前は世界中から観光客が訪れていました。

その峡谷の入り口付近にあるのが宇奈月温泉。
富山県随一のこの温泉街は、弱アルカリ性の泉質で「美肌の湯」と呼ばれています。黒部峡谷を眺めながらの露天風呂は格別です。

夏の温泉も、たまらないですよね。

「富山県美術館」でアートを堪能しまくる

近場で夏を快適に過ごせる場所はないかな…。
インドア派なんだけど…。
子供は外で遊びたがるけれど、熱中症が心配…。

そんな時は、富山駅近くにある「富山県美術館」へ行ってみてください。もちろん、常設展(コレクション展)や企画展を楽しむことができるほか、子ども達が「みる+作る+発表する」を体験できるワークショップなどが開催されたり、体の動きでアートを作り出すことができる「インタラクティブアート」の部屋も!家族で楽しめます。

外で遊びたい!という子ども達は屋上へGO!
「オノマトペの広場」と名付けられた屋上には、「ふわふわ」「ぐるぐる」「ひそひそ」などユニークな遊具が並んでいます。富山市街地や立山連峰の眺めも抜群です。

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(「ぷりぷり」もあります)

夏の熱中症対策に嬉しい、授乳室や給湯器が完備されたキッズルームや、お子様向けのメニュー完備のレストラン「BiBiBi&JURULi-ビビビとジュルリ-」もありますよ。
このレストランでは器にもこだわっており、お子様向けのプレートにはアートの感覚を刺激する独特の形をしたウォールナット製のお皿を使用しています。

富山ガラス工房でガラス作り

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©︎とやま観光推進機構

ものづくりが好きな方にオススメなのが、富山ガラス工房でのガラス作りです。世界に一つだけの作品が作れるので、子ども達の夏休みの作品作りにもぴったり◎

小学生から体験できる吹きガラスワークショップや、お子様の成長を記録できる「手型・足型サンドキャスト」作り、風鈴作りなど様々な種類のワークショップが開催されています。

夏休みは混み合うので、事前予約必須!
ガラスのまち・富山市ならではの充実した施設で、夏らしい涼しげな作品作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

◎夏の暑さをとことん楽しむなら

逆に、「THE 夏」な気候を楽しみたいあなたにおすすめの過ごし方もご紹介します。

ヒスイ海岸で海水浴

ヒスイ海岸

©︎とやま観光推進機構

夏といえば海!日本海に面している富山県には、海水浴場がたくさんあります。今回ご紹介するのは、新潟県との県境・朝日町にある「宮崎・堺海岸」通称、「ヒスイ海岸」です。

なぜヒスイ海岸と呼ばれているのか…。
それは、実際にヒスイを見つけることができる海岸だから。波の荒い日の翌日には、ヒスイ探しをする人たちで賑わいます。

もちろん海水浴を楽しむこともできるので、夏を満喫するのにぴったりの場所◎

・庄川水祭り

「水上に浮かぶ1本の丸太に両チーム各1名が立って乗り、対戦相手を先に落とした者(早く水面に着かせた者)の勝ち」

シンプルなルールですが、大盛上がりの流木乗り選手権大会が開催される「庄川水祭り」。夏ならではの楽しみです。

会場には150メートルのスライダーがあるほか、庄川の鮎の塩焼きをいただくこともできます。体験してよし、食べてよしのイベントとなっています。

海王丸パークで夏の海を満喫!

新湊大橋と海王丸

©︎とやま観光推進機構

海王丸とは、商船学校の練習船として誕生した帆船の名前。59年にわたって106万海里(=地球約50周!)を航海したベテラン船です。その間、11,190名もの若者を育て上げました。

海王丸は「海の貴婦人」とも呼ばれるほど、美しい姿なんですよ。現在は現役を退き、平成2年から一般公開されています。船内に入ることもでき、海や船について学べます。

バーベキューができる広場やアスレチック広場もあるので、夏を満喫するにはぴったりの場所なんです。

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富山の夏は暑いけれど、避暑地はたくさんあるし暑さを楽しむこともできる、と気づいていただけたでしょうか。

今年はぜひ、夏の富山を楽しんでみてください。皆さんのお越しをお待ちしております。


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