目標設定に時間をしっかりとかけていい理由

今日は、目標設定について改めて記事にしようと思います。

目標って聞くとすごく手厳しいというか、いつまでに何をする、をはっきりとさせなくちゃいけないという印象を持ちがち。

会社でも目標立てたりすることってあると思うのですが、数字でばっちり決めたりしていると、目標というよりはノルマのような感じで「達成しなければいけないもの」というイメージが強いのではないかと思います。

コーチになっても「目標を設定する」ってすごく苦手な感覚があったんです。目標を設定し、そこに向かってセッションを重ねていく。それは確かにすごくクリアな形ですが、目標を立てられなかったとき、「何のために話せばいいんだ？」とつい思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

でも、今では目標を設定するためにセッションを使っていいとも思っています。それは、私が出会ったある一人のクライアントさんのおかげでもあります。

その方は、自分のこの先をどうしていきたいかが浮かばず、言語化したいということでセッションを始めました。その継続しているセッションの中で、ある時自分のビジョン、そして目標はこれだというところに行きつきました。

当時私のセッションでは目標を初回セッションで決めるようにしていたのですが、よりしっくりくるご自身のビジョンと目標が見えるようになってから、その方はあれよあれよという間に自分の力でチャンスをつかみ取っていきました。

目標って、資格試験に受かるとか、毎日これをやるとか、はっきりと行動レベルまで定まっているときもあれば、そうでない時もあると思うんです。

コーチングでは目標達成に向かって、というイメージもあるので、目標がある前提で進むことが多いし、目標設定を最初に行うことも少なくない。

けれど、自分の人生をいい方向に向けたいとか、軽やかに生きたいとか、自分の好きなことに向けて動きたいとか、そういう時、最初からきれいに目標を設定して、そこに向かって、、、、ってならないこともいっぱいあると思うのです。

逆に言えば、そこをクリアに言葉にしたり、自分の中ではっきりとした形にできればサクッと行動できたり、結果を出せるということもあると思います。

だからこそ、「なんとなくこんな感じがいい」という未来を描ききることをセッションのテーマに持ってもいいと私は思います。

そして、それこそが、自分の今後の時間の使い方やあり方を握るヒントになるはず。

「定まれば早いけれど、それまでが、、、」という方にとっては、「テーマが無いからセッションが受けられない」と感じていたり、上手く言葉にできないからこそ、行き詰ってしまうこともあると思います。

だけど、そういった時にこそ、言語化をしたり、自分の想いをアウトプットしながらまとめていくことって必要。漠然としている自分の中の方向性を言葉にしていきながらちょっとずつ、「こんなものかも」と気づいていく。
それを自分の感覚とすり合わせたり確かめながら「こうしよう」と決める。

じわりじわりと解像度を上げながら、私がしたいことはこれ？というのを日々の中で模索していくのだと思います。

目標は「達成しなければいけないもの」ではなく、「達成したいもの」

目標って「達成しなければいけないもの」という認識が染みついていることが多い。けれど、本当は「達成したいもの」なのではないかと思います。

少なくとも個人で設定する目標だとしたらなおさら。
自分に課題を設けて頑張る、というのもあるけれど、自分が見たい景色のために通っていきたい通過点だとしたら、人生の中では「到達したい場所」になるはず。

そこにたどり着いてみたい、という想いがはっきりとすれば、その過程は自然と努力出来たり、頑張れたりするもの。

ビジョンと一緒で、「こうなったら自分の人生楽しそう～！」というものを置いていいんだと思います。そうなることで自然と目標に向かって走り出す自分に出会えると思うんです。

目標をもっとワクワクするように立ててみる。
そうすると、そこに向かう過程も受け入れようという心が決まってくると思います。

目標を乗り越えなきゃいけないものとしてでなく、自分の生き方を豊かに楽しむために立ててみる。
ぼんやりと輪郭だけを感じている目標をクリアにする。

そんな時間を作ってみることで生活がより充実するように感じます。

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