すべては自分の捉え方次第。②
昨日の投稿に引き続き、今日も捉え方の変化のエピソードを書いていきたいと思います。
良かったら、前編を見ていただけるとより内容がわかるかもしれません。
前編はコチラ↓
私が持っているものに関する捉え方。
ここで言う、ものって言うのは、形あるものとかではなく、私が持っているエッセンスのようなもの。
例えば肩書きだったり、過去の実績だったり、家族だったり、自分のバックグラウンドなど。
私の場合は学歴。土木系の学科で地震関連の数値解析の研究をする大学院を出ています。研究自体は自分でも気に入っていて、心地が良かったのですが、その大学が東京大学であることはあんまり語れなかったんです。(まああえて語る人も少ないとは思うのですが)
このご時世だいぶ学歴で判断されることも少なくなってきているフィールドも多くなっているとは思うのですが、ゼロではない世界もありますね。それが良いか悪いかはわからないけれど、多分こう書いている間にも、自慢かよと思ってページを離れられる人も多いと思います。
私はこうなることを極度に恐れていたので、何だか自分のことを語るのがとっても怖かったんです。
だからこそ、プロフィールに公開するのも、自分から語るのも辞めていました。
ライフコーチとして生きていくにも、足かせになるかなって感じていたんです。こういった経験を話しても、「あなただからできるんでしょ?」リアクションが来るような気がしていて、優秀な人はいいよね、と言われてしまう。。。そうするとこれ以上私からは何も伝えることが出来ない。
ブロックだらけでとっても伝えにくかった私がいました。
自分のことを語ると、「あなたはできるからいいよね」みたいに友人に一点張りされたこともあって、それ以来、表に出すことは私の中でタブーになっていました。
できることは、嫌味なのか。しかも、私自体じゃない目に見えるわかりやすい実績だけで見られていることがとっても悲しかったです。
そうして私が持っているものはおもりになっていきました。
そんな私にとって、その持っているものを光らせた経験が2つあります。
1つ目は前の職場でのこと。
海外のメンバーとのやり取りがあった時に話を聞いていたときのこと。その人の母校の話になったんです。そうすると、とても楽しそうに意気揚々と学生時代の思い出を語ってくれました。
あとから聞いた話によると、海外では、謙遜より、愛校心が強く、とっても嬉しそうに自分の母校の話をするのが一般的なんだそう。
カルチャーの違いもあるけれど、こうして、自分の楽しいことを素直に語る気持ちはどこか置き去りにしていたことに気づきました。
そして、批判されることにばっかり目を向けている自分にも気付きました。
2つ目はライフコーチワールドで学んでいた時のことです。
自分で語ることについて抵抗があることを話してみたのですが、やっぱりそれも、何かしら自分の中で思っていることがあるんだろうねと。
東大出身でも結構人生に悩んでいる人はいるようだ。というお話でした。
そのお話を聞いて直接は関係ないかもしれないけれど、やっぱり優秀=人生うまく行くではないなという確信を持ちました。経歴とか実績に関係なく、人生を自分らしく生きることができる人もいれば出来ない人もいる。
だからこそ、そういった自分の中の持ち物を敢えて見せつける必要も、隠し持つ必要もないと思えました。
私は私であって。私の持っているものもあるけれど、それを「自分」として捉えるのではなく、「自分の武器」として捉えてみる。そして、自分が使いたい時に使えばいいんだと。
まとめ
昨日の①も含め、ここまでの話をまとめると、
・人生の自分の中で「悪(良)」と思っているところは自分のフィルターを通してみていること。だから捉え方によっては変えることができる。
・自分の持っているものを自分と同一視して、その責任を自分で追う必要は無い。持っているものは自分の使いたい時に使えばいい。
こんなまとめができるかなと思います。
捉え方を色々と持っておくと、自分にとってある意味「都合よく」捉えることが出来ます。「都合よく」で私はいいと思っています。だってそこに正しい捉え方は存在しないのだから。
私が伝えたいことは、物事をポジティブに捉える!とかそういうことでは無いです。
ポジティブに見ることがいいことでは無いし、ネガティブに見るのが悪いことでもない。
でも、一つの側面をみたら、そこで終わりにせず、多面的に見る。多面的に見ることで、視野が広がり、選択の幅が広がると思います。
そうした中から、自分が納得できることを選び、幸せな日々を送ってほしいと思うのです。
たまたまみている一側面が自分にとっていいものだったらいいのですが、自分の中でしんどいなぁ、あってないなぁと思いながら苦しんでいることが、私自身多くありました。
自分の中で色んな捉え方をするようになってからは、一概に良し悪しを決めずに、どんなことも色んな面を持っているし、自分で持っておきたい認識にしておけばいいのかな、と思えるようになってきました。
ただ、捉え方を変えるって言っても、一人ではよくわからなかったんです。
それは、コーチングによって誰かにフィードバックをもらうようになってから。私の中で、凝り固まっていた一つの視点で存在していた出来事が、多面的に見えてきました。
そうして色んな面から見ると、人の思考って結構一つに決めつけていることが多いのではないか?ということにも気づきました。
私自身がコーチをする中では着想が得意なので、皆さんが見ている角度とは少し違う視点から見るとどうだろう?っていうのをいつも聞いています。
そして、私の予想できない答えが返ってきたりします。
そうすると、やっぱりそれって私とそのクライアントさんだから出来たことであって、パートナーシップだなと思うのです。そしてこの言葉を思い出します。
「コーチとクライアントの総合力で織りなすパートナーシップ」
私が学んできたライフコーチワールドの林忠之コーチの言葉でもあります。
まさにこの言葉がしっくりと来る瞬間。
このクライアントさんのコーチとして活動できてよかった~と心から思います。
私はこれからも、クライアントさんと出会い、パートナーシップを大事にしていきたいと感じています。
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