社内ブランディング活動「Design+1」と、アートディレクターからもう一歩先へ進むための取り組み
TAMのデザインテクノロジーチームのアートディレクターの杉本です。
この記事では、自分自身やデザイナーチームのブランディング活動について、考案中ではありますがご紹介したいと思います。
デザイナーとしての歩みと現状の課題感
私は、WEB業界の前はシステムエンジニアとして活動をしていました。20代後半になってきて、どうせなら好きな仕事をしたいと思いデザイナーを目指すようになりました。
好きと言っても、特に美大で絵の勉強をしていたわけでもなく「何となくデザインの仕事をしてみたい」ぐらいの気持ちでした。
もちろん未経験なので入れる会社もなく、Webデザインスクールに通いながら実績を作りWEB業界に転職しました。
最初の5年まではコーディングとデザインを両立していましたが、「今後クリエイティブのプロフェッショナルを目指すのなら、どちらかに絞り込むべきだ!」と思い、デザインに専念することにしました。
制作会社を何社か経験した後、現在はTAMにてアートディレクター/デザイナーとしてコーポレートサイトをメインに制作しています。
TAMではデザインをする前に様々なフローがあります。
デザインテクノロジーチームではユーザー体験を設計するために、要件定義でデプス・インタビューやペルソナ設計・行動シナリオを描き、クライアントとワークショップをすることもあります。
その過程で、本質的な課題やクライアントの新しい価値を発見しサイト設計に落とし込むことで、最終的なアウトプットはユーザーに共感されやすいデザインになっていきます。
TAMに入社して3年目になり、さまざまなクライアントと接し、実際に沢山のデザインを作り上げてきました。
自分が担当したサイト( JAXA 有人宇宙技術部門Humans in Space )をインターン生が見て感動し「TAMで働いてみたいと」って言ってくれたこともあり、あらためて「デザインの可能性」を実感しました。
いまの自分の課題は、実績は積み重なってきたものの、あまり外部に向けて発信ができていないため自分自身のブランディングがまだ足りないことです。
自分自身の情報発信もそうですが、ちょうどTAMデザインテクノロジーチーム内で積極的に情報発信をしていこうというムードがあったので、どうせなら一緒にできればと思い、自分自身とのデザイナーチームのブランディング活動を考えることにしました。
デザイナーチームのブランディング活動について
TAMのデザイナーやアートディレクターの役割は、デザインの力でアイデアを形にし世の中に新しい価値を生みだすところにあると考えています。
そのためには自分自身が常にチャレンジを続けることで、社会や企業に貢献できる人にならないと考えています。
これを実現するために必要なのは、自分自身の武器です。
そのためにチーム内でスローガンを立ち上げました。
「Design+1 自分自身の、新しい可能性を」
こんな資料を作って、こんな場でTAMデザインテクノロジーチーム内でプレゼンをしました。
「Design+1」とは、自分のやってみたいこと好きなこと、得意分野の+1を見つけることでクライアントやチームに新しい価値を生み出していくことです。
スローガンを掲げることでチーム内でも共通のゴールに向かうことでメンバーのモチベーションを上げる効果も期待しています。
例えば、いま自分が所属するデザインテクノロジーチームの若手デザイナーは、blenderやCinema4Dを使った3Dアニメーションの制作にチャレンジするなど、積極的に新しい技術を取り入れて表現の幅を広げることにも取り組んでいます。
自分自身がさらに一歩前に進むために
私はいままで、JAXA様、タマス様、HYDROGEN様、日ポリ化工様といった様々な案件のアートディレクションとデザインを担当し、自分のキャリアとしても成長できたことを感じています。
今後はアートディレクターとして知名度を上げていき、クリエイティブディレクターとして上流から入り企業のブランドに関わる仕事が出来るようになりたいと思っています。
知名度を上げていくにはまず、アートディレクターとしての「個性」を磨くことと、外への情報発信を通して自分ブランドを確立することが、大事だと考えています。
「個性」
近年ではウェブサイトでできる表現は進化しています。
WebGLでのリッチな表現やもちろんモーショングラフィック、3D表現は、最近よく見かけるようになってきました。
私自身もインタラクティブな表現については感度を高くしつ実際のプロジェクトにも取り入れたいと思い表現の幅は広げていこうと模索しています。
「情報発信」
プロジェクトで経験したことやデザインについての情報をSNSや社内コミュニケーションツールで発信していきます。
現在は社内slackに「bunpou」と呼ばれる社内Twitterのようなチャンネルがありますので、そこで積極的に見て感じたことなどを発信しています。
また、対外的にはTwitterでの情報発信も始めました。実績の紹介だけなく、デザイナー視点で見て体験したことを発信していこうと試行錯誤しています。
デザイナーとしてはやはり実績から自分を知ってもらいたいという想いもあり、デザインギャラリーへの掲載されるクオリティーは最低限、担保したいと思っています。
これまでも以下のサイトで、自分が制作したサイトが掲載されています。今後も積極的に良いデザインを世に出していきたいと思います。