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目標の確認。真打になってみて。所属することの…。

2年前の2019年秋。まだ二つ目の「柳亭市楽」でしたが、こんな目標を立てていました。

現在も変わらず、落語の楽しさを伝えられる寄席芸人を目指しています。

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今後について。
こんにちは。市楽です。

先日の披露目の支度にて、真打昇進と同時に襲名する芸名を発表させて頂きました。

来春(2020年)3月下席より真打に昇進。
六代目 玉屋柳勢(たまやりゅうせい)を襲名致します。

「これからどういう噺家を目指して行こうか…」

色々と考えてたんですが、こんな感じでやっていこうと思ってます。

「寄席で人を集められる噺家に!」

噺家たるもの、寄席で活躍できてこそ。
アタシの目指す所がコレ。

勉強会では、有難くも笑って下さるお客さまが多いのはホームだからこそ。でも、それに甘んじず、どんな高座でも笑って頂ける噺家を目指します。

うまい!と言われるよりも(あんまり言われたことないけど…クスン(涙))、面白い!と言われたい!

「身の丈にあった稼ぎを。」

噺家は自営業。
おかみさんや家族が手伝うパターンが多いのかな。
うちも立派な自営業(笑)
オフィスエムズが「柳亭市馬事務所」なので、アタシもそこに所属していると思われがちですが…所属しておりません。ちなみに師匠は社員として所属。うちのカミさんはエムズ主催の会場でチケット売りを手伝ったことは2,3回ありますが、実はオフィスにお伺いしたこともないんです。

なのでうちでやっている自主公演は完全オリジナル。かみさんが仕事で、文化事業関係の部署にいたこともあり、そちらでの経験をもとに企画運営しています。

どこかに所属すれば色々と面倒を見てもらえるし、ちょっといいな。とも思います。

何と言ってもそこから仕事を貰えたり、色々と便宜を図って貰えたり…。

ただ、良いこともあればマイナス面も…と考えると…。

噺家としての目標と事務所が目指すものってやっぱり違ってくる気もするし…。

とにかく、アタシは落語そのもので勝負したい。というのが本音です。

たくさんの方に落語を聞いて欲しいし好きになってもらいたい!

時間はかかっても、どんなに大変でも、焦らずじっくりと…

と思ってます。

しっかりと今のアタシを俯瞰し、真面目にコツコツ丁寧にやっていこうと思ってます。

今後も粛々と「身の丈にあった」活動をして参ります!

市楽拝

あ、今日から新真打の兄さん達のお披露目が、鈴本演芸場で始まります!普段の寄席では味わえない独特の雰囲気なので、ぜひぜひお運びください。


2019.9.21ホームページへ投稿
(一部修正・加筆あり)
※テレビで紹介されていた、noteの編集機能やAI機能は使用しておりません。完全にオリジナルの投稿となります。


<玉屋柳勢(たまやりゅうせい)とは>
落語協会の噺家。2020年真打に昇進。六代目 玉屋柳勢を襲名いたしました。
これまで師匠方から「直に」受け継いだ落語。それはアタシの財産です。
その楽しさと伝統をお伝えできたら嬉しいです。

落語会「噺の種」「玉屋噺の会」「ここだけの話」「ヒルラクゴ」「101らくご」を自主開催。


プロフィール詳細は公式HPのこちら

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