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世界はまだまだ面白い!#105 飛行機(3)

漸くホテルが取れて、次の日にバハレーンのマナマ空港に無事到着しました。荷物は何処??ロープで巻かれた可哀そうなスーツケースは、また、出て来ません。ロストの手続きをして、「運転手付きの迎えのクルマ」に乗りました(初めての迎えのクルマ!)。マナマの中心部を気持ちよく、走っていたら、反対車線のクルマが中央分離帯を越えて、勢いよく正面衝突してきました。私は気が付いたら、前の席に吹き飛ばされていて、何と、日本で買ったばかりのサムソナイトのアタッシェが私の膝とシートに挟まりぐにゃりと曲がってしまいました。それからは、初めて(当たり前ですね)のトラフィックポリスの取り調べ、現場検証立ち合い、病院での治療(単なる全身打撲)が続き、漸く、夜になってホテルにチェックイン。でも、マナマは中東の金融の中心地で、大都会。スーク(市場)で、両替して「店」に行って、ワイシャツ、下着と靴下を買えました(一週間ぶり)!

バハレーンは72時間VISAでの入国でしたから一日無駄にしたのでシャカリキで次の日から働きました。「マナマ」はアラビア語で「寝る場所=墓場」という意味で、あまりニュースも無いのでしょうね、私がまきこまれた事故の写真が新聞の第一面を飾りました。奇跡的に、72時間以内に、私のスーツケースも戻って来て(当時、私が行ったことが無かったオーストラリアに、スーツケースだけで行っていたと。羨ましい奴。。)、無事、日本に連れて帰ることが出来ました。

初めて「飛行機」に乗って、全行程、2週間の間に、これだけ多くの経験をして、大変だったのですが、いろいろ勉強になりました。しかし、私と、一緒に出張をしたいという社員は、その後、しばらく出て来ませんでした(笑)


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