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【映画】『グレムリン』のギズモがかわいい話

皆さんは『グレムリン』という映画をご存じですか?私はこの映画に出てくるギズモというキャラクターが好きで、子供の頃に何度か見ていた記憶があります。先日、Amazon Primeで配信されているのを見つけたので、懐かしく思いつつ見てみました。
※以下、重大なネタバレを含む可能性があります。

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あらすじ

怪しげな店で謎の生き物「モグワイ」を入手した主人公のお父様。(お父様は怪しげな発明品をあちこちに売りつけるヤバい感じの人です)
クリスマスプレゼントとして「モグワイ」を受け取った犬好きの息子だったが、「モグワイ」を飼うためには3つの約束があった。
「光に当ててはいけない」「水を与えてはいけない」「夜中過ぎに餌を与えてはいけない」
守らなければいけない3つの約束が破られたとき、ハチャメチャちょいグロな大騒動がはじまっていく……

感想

作品自体が1984年と古いこともあってか、今見るとストーリーの粗さがあって突っ込みどころが満載です。ですが!それも含めて楽しめました。
衝撃を受けた最大のポイントは、「この映画…どうも見覚えがないぞ……」と疑問に思っていたところ、私が幼少の頃見ていたのはどうやら続編の「グレムリン2」だったようです。なんてこったい。……なんてこったーい!!

先に述べた通り、古いアメリカ映画なので「古いアメリカ映画」の雰囲気を感じる演出が随所に見られます。(いや、映画に詳しくないので古いアメリカ映画の特徴はわからないんですが、なんとなく)
まず、モヤモヤとネチョネチョがすごいです。約束の1つである「夜中過ぎに餌を与えてはいけない」の約束を破ってしまうとかわいいかわいいモグワイちゃんは卵(繭?)になりグレムリンに変貌を遂げて暴れ始めてしまうのですが、卵になった際にいかにも怪しいモヤモヤがあたりに立ちこめます。そして孵化の際にはネッチョンチョンの透明粘液が糸を引いたりします。うっ…グロぉ……
それから、登場人物に意地悪なおばさん(悪者として描かれてるが客観的に見たら正しいことをしている性格がちょっとキツイだけのおばさん)がいるのですが、暴走したグレムリンに巻き込まれて痛めつけられます。なんじゃそりゃ。かわいそうなおばさん。性格キツいけど。昔のアメリカンな映画はちょっとした悪役が懲らしめられがちな気がします。

この映画の見どころはズバリ!ギズモの可愛さでしょう。よく見るとギズモもグロテスクなんですけど、一世を風靡したファービーにちょっと似てます。(アメリカの可愛いさの感覚はこのデザインに集約されるのでしょうか……)そんなちょっとキモさすら感じさせるギズモなのですが、映画の中では歌ったり喋ったりととても愛くるしい面を見せてくれるので思わずナデナデしたくなってしまうのです。(そういえばファービーって「ナデナデシテー」って必死に訴えかけてくるタイプの人形だったような……)
もっとも可愛らしいのは光を近づけた時に「コワイコワイ」とおびえる姿で、なんと日本語(らしき言葉)をしゃべるのです。なんて愛くるしいんでしょう!声もかわいい!
もう一つの見どころは驚異のアクションシーンです。暴れ始めたグレムリンと最初に対峙するのは主人公ではなく、主人公のお母様なのですが、このお母様がとても強いのです。キッチンで暴れまわるグレムリンをミキサーにかけたり電子レンジにぶち込んで爆発させたりと、驚きの戦闘力を発揮します。というか逃げるという発想にいたらずに戦闘が始まるのがすごい。もしかすると1980年代のアメリカの主婦としは常識なのかもしれません。

いろいろな衝撃を受ける映画ですが、恐ろしいグレムリンが大量発生(水にぬれると増殖するため)して街をメチャクチャに荒らしまくるにもかかわらず、死人も出ないので安心してみることができます。(もしかしたら学校の実験室?で襲われた人が死んだかも?)
あ、そうそう。グレムリンになる前のあの生き物が「ギズモ(一般名詞)」だと思ってたんですけど、あれは「モグワイ」であって「ギズモ(固有名詞)」なんですね。これも今回見て初めて知ったことでした。

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古めの映画ではありますが、ギズモの可愛さに触れられる面白い映画なので、ギズモの可愛さに触れたくなった人にはオススメできる映画です!
なんか古い感じの雰囲気ムリー!とか、ちょっとでもグロい、暴力的なのはちょっと…という人にはオススメできません。(あとやたらと粗を探してツッコミを入れる人も……)
(ちなみにクリスマスの町が舞台になっていて、クリスマス映画として扱われてます)
まだ見たことないという方は、ぜひ一度見てみてくださいね。

では、こんなところで。



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