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めんつゆよりすぐれた調味料なぞ存在しねえ!!について

 めんつゆってうまいですよね。無人島に1つ調味料持っていくとしたら、僕はめんつゆを選びますね。だって最強なんだもんあいつ。
そのまま飲んでもよし、肉料理に使うもよし、魚料理にもよし、サラダにもよし、卵かけご飯にもよし、味玉にもよし、オムレツにもよし、鍋にもよし、つけ麺にもよし、そうめんにもよしで万能かつ、味の面でも誰もこいつを超えられないんですよね。オイスターソースもうまいけどね。この味付けもたまにはありだけど、フツーにめんつゆでよくね?って思わせる力があいつにはある。日本酒のつまみとしても優秀。日本酒飲んだ事ないんですけど。

酒って体に良くなくて美味しくないんだからフツーにこの世から消えていいですよね。僕いま21歳なんですけど、酒飲むくらいだったら外走ることを選びますね。なぜかと言うと、外走ることは自分にとってプラスだけど酒飲むことはマイナスだから。(冬の季節は外走るの寒すぎるので例外とする。)

  ここまで読んで、「ああ、こいつは20歳すぎて合法で酒自由に飲める年になったのに、酒の美味しさがわからないなんて可哀想だなあ、酒飲めた方が人生楽しいのに」って思う奴もいるでしょ。そう思ったあなたは間違っています。

  僕ストイックな人間が好きなんですよね。アスリート型人間というか。世の中ってアスリート型人間とアーティスト型人間に分けられると思うんですけど、酒やタバコやパチンコみたいな基本的に無意味で不健康なことはしないで、日夜自分のやるべきことを頑張る人がかっこいいよね。日々の生活、睡眠や、食事の栄養面や、おせっくすをアスリートのように取り組んでいる人がさ。あくなき探求心で、毎回様々な体位を試し、自らの持続力と、ア!イクッ!!の時の爆発力を毎夜実戦の中で鍛えてる人。

  と、今まで思ってたんですけど、クイーンのフレディ・マーキュリーや、ニルヴァーナのカートコバーンとか、太宰治とか、かつての偉大なアーティストたちの中には、身も心もボロボロになりながら素晴らしい作品を作り上げた人間はたくさんいる。素晴らしいアートを作り上げるためには、人生の中で大いにムダな時間や、「心の膿」を増やし続ける時間も必要なんだと思う。もちろん、音楽や文学などを作るには、その専門的な技術や、素養も必要なんだと思うけど、それだけではなく、激情のような負のエネルギーも、創作には必要なんだろうね。アーティスト型人間ってとても情緒的で、物事をスパっと切り替えられず、いつまでも執着しちゃう傾向にありがちだと思うけど、それこそ愛に溺れて我を忘れて心がボロボロになるのはアーティスト型人間に多いのではないだろうか。

  「心の膿」ってのが、今の僕のボキャブラリーの中では最善の言葉チョイスなんだけど、それを生み出して創作へのエネルギーにすることが、薄っぺらさのない、触れた人の心を動かす作品を作るために必要なのだろうか。

  もちろん、今言ったことはただの一要素に過ぎない話ですよ。もちろん、生活が規則正しく、ある意味アスリート的に創作に取り組む人たちもたくさんいます。日本を代表する小説家、村上春樹氏もその一人でして、村上氏の、長編小説を書いている期間の生活リズムは、
朝4時から、6時間ほど集中して執筆。
②昼食をとり、午後から1時間ほどランニング(村上氏は今まで、何十回もフルマラソン大会に出場しているランナーでもある)
③その後は音楽、読書、飲酒など、趣味を楽しむ時間を過ごし、21時には寝る。
というものらしい。この生活リズムは20年ほど前のもので、現在の70歳を超える村上氏がこれと同じスタイルを継続しているかはちょっと調べられなかったが(検索時間5分)、めちゃくちゃ規則正しい、、早寝早起き、毎日1時間ランニングという、若い男性でも大分きついよなって思える生活をしながら執筆しているというのが、村上氏の、生活を全てなげうって作品に取り組むイメージのある小説家に対してのアンチテーゼのようにも僕は感じた。村上氏は、良い作品を作り上げるための体力や精神力を、ランニングから学んだという発言を何度もしている。(同氏の著書”走ることについて語るときに僕が語ること”などで)運動は、ストレス発散や抗うつ効果が大きいようだが、どうやら「心の膿」を毎日運動で発散したからといって、素晴らしい創作物が書けないというわけではないようだ。


  「心の膿」は、健康的な生活をしたからといって消し去れるものではないのだろう。

  アーティスト型人間とアスリート型人間という言葉、いつかのKAMINOGEという格闘技雑誌で平本蓮が言ってた言葉なんだけど、要はアーティスト型ってのはブレが大きくて、精神的に不安定になりがちな反面、一般の人にはないセンスや、長所もはっきりしてる人間。アスリート型人間ってのは、基本的に楽観的で、あまり落ち込みすぎず、ある意味淡々と努力を積み上げられる人間。という解釈を僕はしました。どっちの型でも結果を出すことは出来るし、普通の会社の職場みたいな、個性が重視されない環境ではアーティスト型は輝きずらいかもしれないけど、アーティスト型とアスリート型に優劣はなくて、物事を淡々と捉えられるから落ち込みずらいってのも、ある意味人とは違うものを生み出すためにはデメリットになり得るし、職場で馴染めない分、同じ趣味を持った人達とはめちゃめちゃ仲良くなれるみたいな部分もあります。ここで言いたいのは、淡々とした強さばかりを求めるなよってこと。コンスタントな結果や、規則正しさばかりを追い求めると、逆に人生で大切なものを失うこともあるかもしれないよってことです。

  もちろん継続的な努力や、何にでも頑張れることは命の次に大事。でもそれと同時に弱さや欠点も、命の次に大事。だと思って、今日も大学の授業をサボっていますよ僕は。


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