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詩を奏でるお洋服が好きです

今日は、大好きなファッションのお話をしたいと思います。

私は今まで、流行りのファッションを追っては、愛着が湧かないまま手放すということをずっと繰り返してきました。ずっと“自分”というものがない気がして、実際に昔の自分の写真を見ると毎年着ている服のジャンルが定まっていないのです。

そんな中、3年ほど前に一着のワンピースに出逢いました。そのワンピースは、オオカミとフクロウの『オオカミとハリネズミのエクリュ』というものでした。

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至ってシンプルな洋服に、一節の詩のような、はたまた絵本のタイトルのような素敵な名前が付けられていることに私は衝撃を覚えました。

tandey(タンディ)

神戸発のアパレルブランド。洋服【オローネ】【休日と詩】【オオカミとフクロウ】【雨のリュウグウ】【yuraiyurai】、レッグウェア【ハクトウ】、シューズ【orsoo】、鞄と革小物【tandey】というそれぞれコンセプトを持ったシリーズで構成されています。

落ち着いた大人の女性向けのシンプルで上質なライフスタイルの提案

シンプルで上質な日常をコンセプトに、少し落ち着いた大人の女性に向けて、ゆったりとした空気感と今だけの時間を切り取り、その中にそっと溶け込むライフスタイルを提案します。

tandey公式より引用

↓ tandey公式サイトです。

どのシリーズもシンプルなデザインがメインなのですが、シンプルながらもこだわりを存分に感じることができます。例えばボタンやギャザーの入れ方も、決して流行りのスタイルに流されないデザイナーの思いが込められています。そして前述したように、洋服には大変ユニークなネーミングが付けられています。そのセンスには毎シーズン驚かされています。そこに魅力を感じて、パケ買いならぬ“名前買い”している方も少なくないのでは。私もネーミングに惹かれてから購入に至ることもしばしばです(笑)
余談ではありますが、私のnote名ぽぷりも“オオカミとこぐま座のポプリ”というブラウスの名前から付けさせていただきました。

そして今では、シーズン毎に店舗に通うようになりました。スタッフさんは楽しい方ばかりで、たくさんお話してくださります。商品のこだわりポイントを教えてくれたり、コーデのアドバイスも詳しくしていただけます。先日、お話の中でtandeyの誕生秘話を知ることができました。

神戸で鞄屋さんを営んでいた社長兼デザイナーの方が、奥様の為に洋服を作り続けてきたことがそのまま世にアパレルブランドとして確立されていった。

まさにシンデレラストーリー。映画化できるのではないでしょうか?(笑)奥様もデザイナーさんなのは知っていたのですが、そんな誕生秘話も納得できる、本当に素敵な方です。過去2回お会いする機会があったのですが、尊い方なのに気さくに話しかけてくださり、お人柄そのものに可愛いが溢れている、笑顔が素敵な女性です。奥様の服を作りたくなる旦那さんの気持ちが分かる気がします。

【tandey】という名の由来は、二人乗り自転車“tandem”から付けられた。

お店のネーミングにもご夫婦の愛がしっかり詰まっていました。私達がtandeyの洋服を着て幸せな気持ちになるのは、作り手のご夫婦が幸せだからなのだと。

ここから、自分が持っているアイテムで秋冬のお気に入りコーデ、今年着たいコーデを少し載せてみたいと思います。

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tops:オオカミと夜つなぎのピーキー
pants:ムームーパンツ

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tops:ファインダーカットソー
vest:オオカミとモモンガのロロン
skirt:オオカミと野うさぎのユリカ

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tops:oxygenーオキシゲンー
one-piece:フクロウとわだち道のノクターン

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tops:アフタヌーンロングシャツ
tops:オオカミと月の葉のオーヴ
pants:ニューバルーンパンツ

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cardigan:オオカミとゼンマイ仕掛けのペロ
one-piece:フクロウとキンモクセイのシーソー

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tops:オオカミと時色のアイカ
pants:シンバルパンツ

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coat:オオカミとシロクマのヴィーガ
knit:マルシェセーター
pants:ニューバルーンパンツ

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coat:オオカミとシロクマのヴィーガ
one-piece:オオカミとハリネズミのエクリュ
bag:レッスントートバッグ

そしてネームタグも洗練されていて素敵です。

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商品タグもお洒落で集めてしまいます。裏側には洋服名も記載されています。

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撮影しながら、早く秋冬コーデを着たくてワクワクしました。秋の訪れが待ち遠しいです。


そして先日、オオカミとフクロウよりフレグランスとハンドクリームが発売されました。私が購入したものはこちら。

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“オオカミとうたかたの霧雨”という名前のものです。全3種類発売しており、それぞれ洋服に付けられているネーミングがそのままフレグランスとハンドクリームにも付けられています。きっと、お洋服のイメージに合わせて選ばれたのだろうと思いました。実際に香りを比較して、一番スッキリした香りを選びました。

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外箱も木製で高級感があり、プレゼントにも最適です。瓶も使い切りやすいサイズのものをスペインから取り寄せたそうです。中身を使い切ったら一輪挿しにしたり、リードディフューザーにしてもお洒落ですね。(左上はオープニングイベントのノベルティでいただいたハンドクリームとフレグランスのテスターです。)

tandeyを知らなかった方がいらっしゃいましたら、ぜひInstagramで覗いてみてください。アパレルにもこんな素敵な世界があるんだなという一面が見られると思います。また、各店のInstagramでスタッフさんのオススメコーデ等も見ることができます。tandeyの商品でなくとも、着こなしの参考になります。

近年SNSが普及して以降、プチプラコーデがより主流となり、いかに安くて可愛いコーデを組めるかということに注目が集まっています。もちろんそこに醍醐味を感じる方がたくさんいるでしょう。私もプチプラアイテム大好きで、ファッションに限らず日々利用しています。
日本のものづくりが衰退していく中で、日本製の洋服を展開するアパレルはだんだん減少しています。tandeyの価格帯は、プチプラ主流の世の中では高額ではないだろうかと錯覚するかもしれません。しかしデザイン力の高さ、縫製の丁寧さ、店内の居心地の良い空間、スタッフさんの親切な対応など、品質やサービスを総合すると一概にただ高いものだとは思いません。プライスレスな部分にもしっかりサービス精神の高さを感じることができます。

更に、時代の逆境を切り開いている経営力にも私は魅力を感じています。コロナ禍に入ってから、アパレル業界から倒産や撤退のニュースが世界中で飛び交ってきました。そんな中tandeyグループは現在新店舗を増やしており、コロナ禍以降それまでの10店舗から更に6店舗増え、現在16店舗とオンラインで展開中です。

私はtandeyに出会えて、すぐに人に流されやすい自分が “わたし”というものをしっかり持てたことが小さな自信になりました。そして、不安でもがく日々も、“これが自分なんだ”と気付き、前向きになることが増えたのです。コンプレックスの塊だった自分に一筋の光が差したような感覚です。まさか私にとって洋服が生きていく為にここまでモチベーションになってくれるとは考えもしなかったので、あの日思い切ってお店に足を踏み入れた自分を褒めたいです。

今回は、自分の大好きな洋服について書いてみました。世の中、いろんな趣味があって楽しいなと思う今日この頃です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました(o^^o)

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