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「意識」しだすとどんどん好きになる病

「健司君は私のことを好きかもしれない」

おやすみのLINEをちょこちょこ送ってくれたり、旅行のみやげーとか言ってわたしの好きなキティちゃんのぷっちょいちご味を買ってきてくれた。秋田、何しに行ってきたんだろ。ちょっとかっこいいなーって思ってたんだよな。もしかしたら健司君もちょっといいなって思ってくれてたりして。

恋の始まりといいますか。

2つポイントがありまして。

一つめ

ツァイガルニック効果
人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。ツァイガルニック効果、ゼイガルニク効果、ゼイガルニック効果とも表記する。

引用:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%AF%E5%8A%B9%E6%9E%9C

もう一つ

ザイオンス(ザイアンス)効果
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる。

引用:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%98%E7%B4%94%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E5%8A%B9%E6%9E%9C

好きかもしれないという不完全さが、毎日毎日募ることで、どんどん相手への意識が高まって行くわけですね。

それがどうしたという話ですが。

意識しだすと、その思いってどんどん強化されていくんですよ。

これは恋に限らず。

「君たちは強い」と言い続けた安西先生によって、湘北チームは本当に強くなりました。

期待をかけられた生徒は、そうでなかった生徒に比べて成績が伸びた、その逆は下がった、なんてことはピグマリオン効果・ゴーレム効果のお話で有名です。

ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、: pygmalion effect)
教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。なお批判者は心理学用語でのバイアスである実験者効果(じっけんしゃこうか)の一種とする。ちなみに、教師が期待しないことによって学習者の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれる。

引用:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%8A%B9%E6%9E%9C


病は気からってのも一つそういうことです。

自分は病気かもしれないと考えることで、より一層その強化が図られるということです。何もわたしが勝手に言ってるんじゃないですよ。そういう論文も検索するとちらほら出てきます。

○○だから…と自己開示することで楽になる反面、何らかの影響でどんどんその深みにはまることもあるかもしれないよ、と。

意識しだすとね、好きになるんですよ。
その対象がなんであれ。
引き寄せてしまう。

本当は嫌なのについつい意識して逃れられなくなってしまいそうなときの改善策は3つ。

■問題を解決する。
■めっちゃ問題を意識して、問題があることを逆に当たり前の状態とする。意識の閾値を上げて、通常時は意識しない状態にもってく。
■意識しないための方法を考える。例えば他に意識すべきことに没頭するとか、それを継続して行うとか。瞑想するとか、仮眠取るとか。

二つ目の考え方は暴露療法の考え方に近いかも。あるがままを受け入れて、だめな方にかじを切ってしまわないような強い意志が必要なんで、割と大変。
ちなみに改善策の方は、調べりゃ似たようなこと言ってる人はいっぱいおるでしょうが、特に調べず肌感自分がそう思ってることを勝手に言ってます。

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