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「ぞっとしない」かもしれない記事

「ぞっとしない」は,スーパーファミコンソフト「かまいたちの夜」で知った表現。台詞の詳細は忘れてしまったけれど,「この雪小屋で閉じ込められて一日を過ごすなんて,ぞっとしないな」という文脈で使われていたように思う。軽く調べてみると少なくとも確かに使われていたっぽい。

どういう意味かって割と長らく釈然としていなかったのだけれど,久々に調べてみたらドンピシャの答えが文化庁のサイトに掲載されていた。

 「ぞっとしない話」のように使われる「ぞっとしない」。「国語に関する世論調査」でこの言葉の意味を尋ねたところ,本来の意味とは違う意味で使う人が多いことが分かりました。

問1 「ぞっとしない」とは,本来どのような意味なのでしょうか。
答 面白くない,という意味です。

なるほど。

「ぞっと」という副詞に以下の3つの意味があって「ぞっとする」は1の意味で使われて,「ぞっとしない」は2つ目の意味を否定するような表現として使われるという事ですね。そりゃ誤用も広がりそう。

ぞっと(副)
(1)恐ろしさで身の毛がよだつさま,極度の恐怖から,からだがふるえあがるような感じのするさまを表す語。
(2)美しいものに出あったりして,強い感動が身内を走り抜けるさまを表す語。
(3)寒さでからだがふるえあがるさまを表す語。

かまいたちの夜はね,とても面白いゲームでした。ぞっとしますよ。

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こちらでもとりあげてらっしゃいました。


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