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お風呂事件で分かったわたしの免疫さん|成人発達理論1

大人の成長って、水平的なものと垂直的なものの2パターンあるそうです。

水平的なものとは、知識やスキルのこと。それらを身につければ技術的に解決できる問題に対処できる。一方で、垂直的な成長とは、知性や視野の広さのこと。「人間」側の要因ってこと。さきほどの技術的課題に、どうしても対処できないときは、こっちを疑った方がいいみたい。


ビジネス書を読み漁ったところで、何度も同じような壁にぶつかり、いっこうに「成長したった…!」感のないわたし。知識だけが膨らむも、頭でっかちになってるだけ。なにこれ痛いよぅ…
今のわたしが感じている行き詰まり感、完全にこれやん。となりました。

成人発達理論

先日、ママボランで受けたリーダーシップ研修のなかで、「成人発達理論」なるものに出会いました。

https://mamavolun.jp/events/01c44bfc8a18

「成人発達理論」とは、「発達心理学」の一分野であり、人間の成人以降の成長・発達に焦点をあてた心理学の理論。

https://www.earthship-c.com/leadership/adult-development-theory/

だそうです。
ハーバード大学のロバート・キーガン教授、カート・フィッシャー教授、そして日本人では加藤洋平氏が有名みたい。

ママボランでご登壇くださった有冬典子さんの書籍「リーダーシップと出会う瞬間」は小説仕立てで読みやすいのですが、もっとこの理論を深堀したくなり、ロバート・キーガン博士の翻訳本に手を出してみることにしました。↓

(話それるけど、翻訳本って読みにくくないですか?わたしは結構苦手💦笑)

てことで、noteを何回かに分けて「なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流自己変革の理論と実践」のアウトプットをしていきたいと思います。



大人の知性には3段階ある

成人以降の垂直的成長(知性)には、時間の経過とともに3段階の変化があるようです。

グラレコチャレンジ!

環境順応型、自己主導型、自己変容型の3段階です。

環境順応型知性

  • 周りから期待される役割によって自分がつくられる

  • 帰属意識が強く、忠実に行動する

  • ルールを守り、人に迷惑をかけないよう振舞う

これだけ読むとちょっと全体主義っぽくて危うい感じもしますが、社会適用の力や他者の気持ちを慮る力などはこの段階で身に付けられるようです。

自己主導型知性

  • 意識していなくても常に何らかの目標がある

  • 内省し、自分の価値基準を確立して、自律的に行動する

  • 自己成長することに強い関心がある。

この段階では、自分の価値観を構築するセンスが磨かれます。もうこれで十分じゃん?と思いましたが、自己主導型は自分の価値基準フィルターと自分が一致しているため、重要な情報を除外してしまう落とし穴があるそうです…。

自己変容型知性

  • 自分の価値観を客観的に見て、その限界を考えられる

  • あらゆるシステムが不完全なものと理解し、矛盾や反対を受け入れられる

  • 1つのシステムに固執せず、複数のシステムを眺めて見れる

グラレコのとおり、この段階は自分の価値基準フィルターそのものも客観的に見ることができる。したがって、対立する考えも柔軟に統合し、あらたな自分を確立していく段階だそうです。仙人です。


ちなみに、環境順応型よりも前の段階は、利己的段階といって、自分の欲求を満たすことのみ焦点が当たる状態みたい。(たいていは成人前に経ている)

で、この3段階を使うにあたって注意したいのが、固定の段階を良し悪しで判断するんじゃなくて、ある特定の場面に限った「状態」として認めること。24時間365日、Aさんは自己主導型知性ってことは無い。例えば、PTAの会合では目立たないように自然と環境順応型だけど、仕事の場面では自己主導型とか、ね。自分にも、他人にも「状態」として理解しようと肝に銘じました。
有冬さんも、「いまこの瞬間の自分は、どの段階の発想をしてるのだろう」という使い方をしてね、と仰ってました。


免疫さん「いいからいいから!」

で、じゃあどうすれば知性が発達するのよ?と気の短いわたしは思ってしまうのですがちょっと待とう。

わたしたち人間には免疫力がありますよね。

免疫力とは、「疫(病気)を免れる力」のことです。免疫は一度病気にかかったら二度とかからない、あるいは抵抗ができる生体反応です。インフルエンザのウイルスや病原菌などの体にとっての異物が体内に侵入すると、体の免疫システムが働き、侵入してきた異物から体を守ってくれます

健康長寿ネット

これが、「自分を変革したい!」と思った時にも出てきちゃってるようなんです。

改善したい目標があって、頭ではわかってても、ついやってしまう「阻害行動」ってありませんか?実は、その理由は「裏の目標」があるからなんです…。これが、免疫。

免疫力を出すとき、オリャーといきむ人いますか?いませんよね。だから、同じように、変革したい!と思っても、悲しいかな、免疫力が勝手に作動して、変革を阻んでしまっているようなんです。

やばいですよね。
だから、まずはこの免疫を丸裸にしていこうってのが、「免疫マップ」です。

免疫さん「え?変革したい?いいのいいの、さあ、いつもの思考様式でやっちゃって!」

免疫マップは4つの要素で成り立ちます。1改善目標、2阻害行動、3裏の目標、4(裏の目標を支える)強力な固定観念、です。

ちょっとまだよくわかりませんよね。
恥を忍んで実際に免疫マップを書いてみましたのでご参笑ください。

お風呂事件

突然ですが、我が家のお風呂事情を。
ワンオペデーは、子ども2人を同時にお風呂には入れず、必ず0才のみを入れるスタイルにしてます。(わたしが風邪ひきたくないから)

先日、4才のむすことわたしでお風呂に入ったあと、夕食を取り、その後にむすめをお風呂に入れるつもりでした。

さっそくむすめを連れてお風呂場に向かったら・・・



お湯が・・・ない

「自動」も切れて、すっからかん状態。


え!?!?!?なんで!?!??!!?!と脳内パニック。
そして、察しました。

大人のお手伝いが大好きなむすこ。お風呂のお湯を抜くお仕事を手伝った経験がちらほら。きっと、ひとりで出てくるときに、よかれと思って栓を抜いたのでしょう😭

いたずらじゃないもんね、わかるよ、うんわかる。でも、わたしの感情のやり場がなくなりました。事情も事情なだけに思いとどまり、頭ごなしに怒鳴りはしなかったけど、結局イライラしてしまって、今片付けなくてもいいおもちゃを今すぐに片づけるよう指示したり。従わなかったら「捨てるよ」と言ったり。負のオーラむんむんに。。。最悪だ。。。ごめん、むすこ。

先日ワーママはるさんもVoicyで「子育てで寛容になった」エピソードを話してたこともあり、我が家のお風呂事件を思い浮かべながら書いたのがこちらのマップ。

恥を忍んで公開。わたしの免疫マップ

裏の目標こっわ・・・( ^ω^)


つづきます!


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