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ふりかえりは思考力アップのチャンスである

Voicyパーソナリティーの若宮和男さん経由で知った本「アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方」を早速読んでみました。

アオアシってのは、少年向けのサッカー漫画です。結構有名らしい。(知らなかった)今なら6巻まで無料で読めるのでぜひ。久々にハマりました。続きが気になるので大人買いしたい…

で。このnoteの結論は、「ちょこまかふりかえりをすれば、視点と価値基準がアップデートされて思考力がUPする。さらに言えば、適応を要する課題にも通じるものがあるかもしれない。」です。

最後までお付き合いいただければ幸いです。


ふりかえりには型がある

以下、アオアシ本のグラレコチャレンジ!です。

アオアシにに学ぶ「考える葦」の育ち方|著:仲山進也 より

思考力には、「観察」→「判断」→「実行」のサイクルという型があり、これを高速でぐるぐる回すのがポイントとのこと。

で、特に今回言及したいのが、グラレコ右下、「実行」ターンのふりかえりについてです。

ふりかえりには、
「事実」→「解釈」→「学び」→「適用」のサイクルの型があり、これまた高速でグルグル回すのがポイントとのことでした。

個人的にこれだーって思ったのが、「事実」・「解釈」を分けるところ。
え?常識でしょ?って、社会人歴がそれなりにあれば当然に思うかもしれません。わたしもそう思ってました。

でもね、ビジネス上では出来てても、家族とか子育て、自分のことになると、「事実」「解釈」が分けられずにどうもぐちゃぐちゃになってるな、、、と気づいちゃったんです。


ぜんぜん参考にならないと思いますが、採血💉が苦手すぎる話をネタに、笑 ふりかえりをしてみます。


大の苦手、採血💉をふりかえる

ここ2,3年で、採血がほんっとーに苦手になっちゃったんですよね。
きっかけは、採血時に気分が悪くなったこと。アレルギー検査時や、第二子つわり中の妊娠初期検査で、です。急に吐き気がして、くらくらする感じが忘れられない・・・。

以降、予防接種ですら横になった状態でやってもらうことが当たり前に。本当は横にならずにスムースにかっこよく座りながら採血できるようになりたい(←)のに。。。。残念ながら、毎回、横になってます。照


てことで、つい先日あった健康診断での採血をネタに、ふりかえろうと思います。

1.事実|何が起こったか

まず、事実です。わたしに見えていたもの、入力情報を言語化します。

  • 今年の採血者は不慣れで、アザができた人がいるらしいという事前情報(なんだそれ笑)

  • いざ採血に挑むべく並んでいると、どうやら2名いる差し手のうち、一人は手こずってて時間がかかってる様子

  • すぐ隣に横になれる場所が用意されているようだ

事前情報、健康診断中に得たわたしの入力情報はこんなかんじです。今思うと不安をあおる要素ばかりをわざわざキャッチアップしてるな…😂

2.解釈|どう考えたか

続いて、解釈です。入力情報をもって、わたしはどう考えたか。その価値基準を言語化します。

  • また採血中にくらくらしちゃうかもしれない

  • 怖くて我慢できなかったらどうしよう

採血は、わたしにとって不安・恐れを感じる価値基準で捉えられていました。ちなみに、こうやって事実と解釈を分ける前は、採血=こわい、心配な行為としか思ってませんでした。うん、ぐちゃぐちゃです。


3.学び|得られたものは何か

続いて、学び。

「採血は別にどうってことなく終わるもの。心配に値するもんじゃない」
です。

そう。全く何の問題も起きず、淡々と終わったのです。いままで散々騒いでおきながら、結局何も起きなかったというオチです😂期待させててすみません。

この体験を抽象化すると、心配することのほとんどは実現しないって言えそう。すると、わたしの先ほどの「視点」と「価値基準」をアップデートできそうですよね。

視点に入れてた「手こずってる差し手」は、わざわざ見にいくべきところじゃなくて、「血液検査の結果でどんなことが分かるんだろう?」とかに変えてもいいんじゃないかしら。

また、価値基準だった「💉=こわい」は、「ちょうどいい!苦手を克服するチャンスやー!!!」とかどうでしょう。(急につよつよすぎる?w

4.適用|次どうするか


最後に適用です。これまでの学びをもって、次どうしたいか。

安直だけど考えられる選択肢は2つ。

  1. とりあえず一回は横にならずに採血してみる

  2. ちょっとまだ怖いから横になって採血する

無論・・・1ですよね!一回、チャレンジしてみる。だって、苦手を克服するチャンスなんですから。

よし、次は来年の健康診断だな。座ってやってみよう。


記憶が新しいうちに


こんなふうに、記憶が新しいうちにふりかえるのが良いらしいです。
確かに、そのとき見てた情景がまだ思い出せるくらい、記憶に残ってる。

月末にまとめてやろうとすると、「差し手のひとりは不慣れそうだった」なんてとこまでは覚えていないでしょう。


で、こまめにふりかえると、視点と価値基準が更新される頻度が増えるってこと。採血は(今のところ)年に1回しかないので、アップデートチャンスも少ないけど、子育てとかの課題ならなお良さげ。

例えば、「子どもの理解不能な言動に決して感情的にならず、寛容になりたい」とか。つい怒っちゃうことなんて、何回も訪れますからね…「履いてたはずの靴下を手にはめてご飯を食べだした」とかね…(昨日あったまじなやつ)

これも、事実→解釈→学び→適用サイクルを回して新しい視点と価値基準にアップデートしていけば、視野が広がって「適応を要する課題」にも向き合えるようになるかも・・・って思ったのでした。


「適応を要する課題」のおさらい


「適応を要する課題」ってしれっと出しちゃってすみません。
「適応を要する課題」は、成人発達理論のなかで定義されてるものです。技術的なスキルの習得でなんとかなるような課題じゃなくて、本人の知性や視野の広さがないと解決できない課題のこと。

くわしくはこちら↓

でね。
「アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方」に、考えなくてもできるようになるまでのステップが分かりやすく紹介されてました。

グラレコチャレンジ!↓

「知らない」から「している」までの変遷とそれぞれの壁があるんです。

で、気になったのが最後の「習慣のカベ」です。

きっと、この最後の壁にぶつかって超えられないときは、自身の適応がまだ至っていない可能性があるんじゃないかしら、と思いました。

たぶん、力業で「できる」までは行けるんです。子どもに感情的にならない!とかね。でも、それが習慣化されることは、今のわたしにとってはなかなか難しい。。適応を要する課題ってこと。


この課題を、どうやったらクリアーできるのか。
そんなヒントが、本書のふりかえりサイクル(事実→解釈→学び→適用)にあるんじゃないかしら?って思いました。



参考図書:


最後までお読みいただきありがとうございました!



おしまい

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