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確定申告の準備体操 医療費のプレ集計#19

確定申告の受付もスタートを控え、昨年の収入・控除に関する書類が続々皆様の手元に到着しています。

「去年の医療費、いくらだったっけ?」と確認が必要でも、山のような医療費の領収書を目にしたら、集計準備を始めるスイッチがなかなか入らない・・・という方、いらっしゃいませんか?

今日は確定申告で医療費控除を使う可能性がある方のために
申告書の作成がスムーズになる【医療費の領収書のプレ集計法】をご紹介します

【この記事で得られるもの】
・たくさんの医療費領収書を最低限の労力で確定申告用に整理できる
・来年の申告では苦労しないための、医療費領収書の日々の整理方法のヒントを知る

確定申告の用紙から分類すべき情報を知る

確定申告で医療費控除を受ける際には「医療費控除の明細書」を作成・提出します。この用紙からは医療費の金額を
(1)医療を受けた人
(2)病院、薬局などの支払先

ごとに区分集計する必要があることがわかります。

逆にいうとこれさえ分けておけば、支払った月別などに区分けする必要はありません。
これを踏まえて、スムーズに集計する段取りをご紹介します。

①領収書を分ける

今年の病院代領収書を集めて
(1)医療を受けた人
(2)病院、薬局などの支払先
ごとに領収書を分けていきます。

受診した人別・支払先別に分けて束ねていく

②対象外のものを抜く

分け終わったら、それぞれ重ねている領収書に、医療費控除の対象外になるものが含まれていないかどうか確認します。
対象外のものは領収書の束から抜きます。

【対象外の一例】
・インフルエンザの予防接種代
・入院保険金請求のための診断書文書料
・自分の判断でPCRを受診した結果、陰性だった時のそのPCR検査費用

その他医療費控除に関する質疑応答事例はこちら

▼手術入院給付金などの受け取りがある場合にはこちらを参考に。
支払った医療費を超える補填金

③ホチキス留めする

領収書の上部角を留めて、その束ごとに支払額を足し算します。

ガシャっ!と留めます

④医療機関名の横に支払額を書き込む

領収書で支払先名が記載されている部分の横に、支払額を書き込みします。

この記入する場所がポイントです。
医療費の明細書へ記入する際、支払先名と年間の支払金額を転記することになります。
この2つの情報を隣り合ったスペースへ記入することで、一目で情報が把握でき、楽に転記できます。

情報が離れている場所に書かれていると、探すのが少し大変。
ちょっとでも効率的に次の作業が進められるプチ工夫です。

⑤【プレ集計完了】

これで事前準備の完成。
医療費控除の明細に、情報を転記しやすい下準備が整いました。
確定申告書の作成に取り掛かりましょう。

来年、さらに楽するために

かかりつけクリニック・薬局の支払いが頻繁にある方は、日々の医療費の支払い時にもらう領収書を、ポケットファイルに分けて収納することをお勧めします。

【分け方の一例】
A かかりつけクリニック・薬局の領収書
B 頻繁には行かない医療機関
C その他(交通費・入院給付金の通知書など)
D 明らかに控除対象外(ワクチン予防接種など)

種類別にポケットを分けて放り込む

領収書がこぼれ落ちることを防ぐために、一般的なクリアファイルよりもポケットファイルをお勧めします。

2穴リングファイルと組み合わせる
「書かないエンディングノート」方式での保管をお勧め

領収書を入れたポケットファイルは書かないエンディングノートに収納しておきましょう。

*治療・投薬を受ける機会が少ない方は、分けることの方が逆に手間になる場合もあるので、ご自身の生活スタイルに合った収納をされてください。


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