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今週の日記#28 炎天下とハトとモナ王、他

バイト帰り、モナ王を貰った。モナカの王様、モナ王。
「帰り道にでも食べなね」「あ、はい!」という会話をしたものの、その日バイト先まで自転車で来ていたことを直後に思い出し、ダッシュで帰宅してから家でゆっくりといただこうと考えた。

退勤時間は午後3時、外はよく晴れている。最高気温は27度。バイト先から家までの道はほぼ炎天下だ。
バイトに行くとき用のポシェットにモナ王を詰め込んで退勤。溶けるまでのタイムリミットが始まる。
こんなときに限って赤信号が長い。ポシェットが太陽光にジリジリと熱されている気分だ。

家まであと少しのところで、突然、目の前になにかの影が現れた。自転車はブレーキが劣化(?)しているので、急に強くブレーキをかけたため嫌な感じの音が響く。
細長い鳩が逃げ遅れて慌てていた。
鳩って人間の進行方向を予知しているかのように素早く逃げていくイメージだから、こんなに狼狽える鳩は珍しいな、と思った。それくらい、鳩の動揺がこちらにも伝わってくる。
ポキュロックゥ〜……みたいな鳴き方をしながら道の脇に逃げ込む鳩を見て、以前ツイッターで「鳩は人間の言葉を理解している」と書かれていたことを思い出した。

何を思ったか私は、「危ないで……」と鳩に語りかけた。はたから見れば私が危ない人間である。恥ずかしくなってきたので、すぐに立ち去って家に帰ってきた。
家に帰ってきてから気づいたが、なぜか自転車のブレーキ音が直っていた。急ブレーキをかけたからかもしれない。自転車屋へ持って行く手間が省けた。ありがとう、鳩。
そして、モナ王は全然溶けていなかった。流石モナカの王様。

◇◇◇

次の日、バイト先の近くにあるゴミ捨て場にモナ王のゴミがポイ捨てしてあるのを、帰り道の途中で発見した。モナ王!!私は立ち止まろうか迷った。当然ながら私が捨てたものでは無い。しかし、モナ王のゴミがポイ捨てされている、そして私は昨日モナ王を食べながら帰ったことになっている。バイト先の人がこのモナ王のゴミを、見つけてしまったら……私が、歩き食いした挙句にここへゴミをポイ捨てをしたと、思われるかもしれない……。自意識過剰だが私はその一瞬で考えた。(この日も自転車に乗っていたため、通り過ぎるのは一瞬だった)

結論、私はゴミを拾わずに帰ることにした。なんて非道徳的な行動だろう。が、知らん奴が落としていったモナ王のゴミを私が拾って捨てる義務は無いはずだ。
昨日、鳩に「危ないで……」と語りかけた優しさは何処へ行ってしまったのか。人間は不安定な生き物だ。鳩と違って……。

◇◇◇

3年前くらいにインドカレー屋で貰った2020年の年間カレンダーをいまだに飾っている。デザインが気に入っているからというのもあるけれど、処分方法がわからないというのが大きな理由だ。
燃えるゴミに入れるだけの話だろうと思われるかもしれない。が、このカレンダーにはインドの神様と思わしき絵がたくさん描かれている。たとえば、仏教でいう仏様が沢山描かれている絵などを簡単に燃えるゴミとして捨てられるだろうか?なんとなく、できない。ちなみに私は別に熱心な仏教徒というわけでも無い。正直、寺と神社の区別がつかない程度に宗教への興味が薄い。インドの神様って何教?そもそも宗教なのか?なんか塩とかかけて白い紙に包んで捨てればいいんだっけか、あれ、これって神道のやり方だったか……?
まぁ、いいや。デザイン気に入ってるし。

◇◇◇

つくってあそぼの再放送を観た。ゴロリくん、指先だけふかふかの毛皮じゃなくて皮みたいな素材になってるんだね。(たぶん、細かい作業をしやすくする為)なんかこわくなっちゃった……。

◇◇◇

大人気な『けろけろけろっぴ』さん、私にとっては『玄関の電気スイッチ』のイメージだ。何を言っているのかわからないと思うが、私が昔住んでいた家の玄関の電気スイッチにけろけろけろっぴの描かれたスイッチカバーがつけられていたからだ。私はサンリオでいうとずっとハローキティが大好きなので正直けろけろけろっぴにあまり興味がない。だから、けろけろけろっぴを目にする機会が玄関のスイッチくらいしかなかったのだ。

『けろけろけろっぴ スイッチカバー』で検索すると、けろけろけろっぴのNintendo Switchのケースがたくさん出てきた。世の中は広い。しばらくして『レトログッズ詰め合わせ』としてかつて家にあったスイッチカバーがヒットした。レトロ。時代は変わったのだなぁ。

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