カブトムシなスイカのスープ前編
大好物であるスイカの季節がやってきたので、踊ろう。先立つものもない、ふりかかってきた諸々の厄介を転がしながら、踊ろう。夏明けの展覧会の準備だ、ろくろの上で踊ろう。自分を見直す年が続いたのよねなんて、話そうよ。
カブトムシな部分
スイカといっても、ガブっと真っ赤な部分でなくて、緑と黒のいなせな皮でもなく、そのあいだにあるカブトムシな部分。名前もない部分、うちでは「カブトムシな部分」(※下記のレシピ)と呼ぶ。
どうしても廃棄率が高くなってしまうスイカ。大好きだからこそ、隅々まで食べたい。(写真右のペロンと薄くなった皮に注目↓)
ーレシピの前にー
工房ブログで地道につづけている「職人のなんちゃってレシピ」は、料理家ではなく、陶芸職人として、重量や分数など「数字がない」レシピ。あしからず。
コッチョリーノのなんちゃってレシピ
「スイカのあたたかいスープ」
1. 「鶏の手羽元」に塩麹(または塩)を和え放置。余分な水分は軽く吸い取る。
2. 「スイカのカブトムシな部分」(※)を食べやすい大きさに切る。
3. 「生姜」すりすり、「レモン」をすぅっと薄切り。(なくてもいいけど残っていた「小松菜」もざくざく)
4. 土鍋に「出汁昆布」を敷き、その上にすやすや「①」を寝かせ「塩」少々「おろし生姜」を入れ「水」ひたひたに注ぎ、ぶくぶくまで待つ。(土鍋は沸騰までの時間は少々かかるが、この温度帯を長く通ることが旨味の要に)
5. ぶくぶくしたら「②」と「水」を足してアクを取りながら煮る。(最終的に望むスープ量くらい)
6. 具ががやわらかくなったら「塩」で味をととのえ、隠すように「醤油」チョロっと。「レモン」を散らし完成。
(写真は土鍋3合炊き/スープ3〜4人分)
次回「スイカの冷たいジュレスープ」に
つづく!
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