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空豆ミントのスープとタイムマシーン #まいにち土鍋

庭一面にカラスノエンドウがぐんぐん伸びて、こぼれ種で芽を出したミントやレモンバームがわさわさしてきた。このころ春の豆がおいしい季節になる。そろそろ恒例の空豆のスープをつくる季節だ。


どれをつくろうかな

過去のブログ記事「空豆とトマトのズッパ」(2018年)を読み返したり、そこから飛んでスープ作家の有賀薫さんとズッペリアに行った日のおいしいブログ記事「イタリア・ズッパ研究」(2018年)を読み返したり。

今回は空豆、ジャガイモ、そしてミントも入れてペースト状にして水分で伸ばした爽やかスープ。静かにヨーグルトを沈めてどうぞ。

「ズッパ」

パンや穀類を浸したスープ
具沢山なスープ

あの日に飲んだワイン2018



タイムマシーンと作陶

さて、工房の片付けをしているわけだが、出てくる出てくる。大学の卒業制作のお皿もある。我が子の卒業制作を鑑賞したばかりなのに、わたし自身の20代作品を見ているなんて。タイムマシンに乗っているのか?

35年前も現在も「みんなが集まる広場のようなうつわをつくる」と言ってるのが、首尾一貫していて嬉しいというか、頑固一徹で暑苦しいというか。卒業制作は、倉庫に持って行ってしまったので、いつの日か工房再開できたらお披露目しようかな。

サンプルや失敗作など、焼く前の土のかけらもごっそり出てくる。ろくろをひいて、少し乾いたところで逆さまにして高台など削ると出る「かす」も米袋に数トンあった。定期的に処理するのだが、後期は大きな土鍋を大量につくっていた関係で、土嚢ばりに大量に積み上げてあった。

実は、これもズッパ(スープ)のように水にズッパーレ(浸す)ことで再生できるのだが、もう今からでは時間も体力も追いつかないので、わたしの工房のズッパは未完成のまま、さようなら。


3月29日(火)
煮る「スープ皿コッチョリーノ 」

空豆(6〜7鞘)/ジャガイモ(1個)/塩(小さじ1)/水(200cc)ヨーグルト(大さじ2)/ミント(小さな葉4枚くらい)


(スープ皿コッチョリーノ 2つ分)
①鞘から出した空豆、小さなキューブ状に切ったジャガイモを蒸す。(茹でてもOK)
② 塩とミントを加えフードプロセッサーにかける。
③スープ皿コッチョリーノに②半分+水半分100ccを加えてひと煮立ち。
④残りの半分も同じように。
⑤ヨーグルトを添えてどうぞ。

CREMA DI FAVE & PISELLI ALLA MENTA CON YOGURT 参照レシピの材料をアレンジしてよりシンプルにつくったものです。




CREMA DI FAVE & PISELLI ALLA MENTA CON YOGURT

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