![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32302332/rectangle_large_type_2_b4012ad72f6031bb5e06f0772d7e41b6.jpg?width=800)
ミソロジーのなかのシロップ
モヒートをつくるぞと強気に言ったけど、どうでもよくなった。直球でないんだもの、この夏は。
ミントシロップをつくり置きして、好きなときに、ソーダ水やラム酒を入れてゆるゆるとつくって、ガブガブしている。もう強気ではないけれど、弱気ではない。だってミソロジー(神話)的なシロップみたいに想いが煮詰まってる。
6月はあたたかいミントティをいれながら湿ったことを言っていたから、これでもかという夏がきた。シロップみたいに煮詰まった夏も悪くない。
どこか遠くに行きたい。缶詰みたいな夏。
あなたに会えない夏 続編
「ミソロジーのなかのシロップ」
ギリシャ神話に登場する黄泉の川のニンフMinthe(メンテ/メンタ)
コキュートスのニンフ(メンテ)の美しさに魅了されてしまった冥王ハーデース。嫉妬に狂った妻はメンテを踏みつけ呪いをかけた。ハーデースは嘆き、せめてもと美しい香りを与え、それがミントの謂れとなった。
In Greek mythology, Mentha was a naiad associated with the river Cocytus
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?