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レモン炊き込みごはん

降らずとも竹植る日は蓑と笠

芭蕉がそう言ってるから、来週くらいには東京にも梅雨がくるのだろうか。思いのほか暑くて、早々に窯たきが苦しい日々が続いている。これからの酷暑にむけて体力をさらに上げてかかろう。


「降らずとも竹植る日は蓑と笠」
雨は降らなくても(旧暦)5月13日は
梅雨の頃らしく蓑と笠をつけていよう。

「笈日記」芭蕉


夏バテ防止に

レモンのクエン酸やビタミンCは疲労予防や回復に。口の中もさっぱりする。レモンの旬は晩秋から冬にかけてなので、店頭にならぶ国産レモンはハウス栽培か貯蔵品かもしれないが、どちらにしても無農薬のものを選んでピールまで食べてしまおう。

研いだお米にレモンの薄切りとマッシュルームを入れて(マッシュルームなくても大丈夫)塩味で炊き込むだけの簡単な夏のルーティーンごはんをご紹介。冷めてもおいしいごはん。オリーブオイルをたらせば洋風に。冷たいラタトゥイユと合わせて食べるのもおすすめ。オイルなしでウェットなふりかけ風「塩漬けレモンピール」(※)や「白ゴマ」をあえておむすびにするのもよし。


SDIM7216のコピー


陶芸職人のなんちゃってレシピ

「レモンの炊き込み土鍋ごはん」

1. 「白米」を研いで1時間ほど浸水(※)させる。
2.   薄切り「レモン」「マッシュルーム」(なくてもいいですよ)を準備。
3.   ①に②と「塩少々」を入れて炊く。
4.   よく蒸したらぐるっと「オリーブオイル」をかけまわす。
5.   お好みで「塩漬けレモンピール」(※)「削ったレモンピール」(※)「レモン汁」「フレッシュなレモン」「レモンバーム(ハーブ)」など欲する酸っぱさ度合いに応じて添えてどうぞ。「白ゴマ」も合います。

※この季節の米の浸水は、雑菌が繁殖する危険があるので、すぐに炊かない場合は洗った米の水を切り、ビニール袋などに入れて冷蔵庫で保存し、規定量の水で炊いている。1時間ほどで炊く場合も、塩少々か酒をたらしている。

※レモンピールは塩漬けにして保存するといろんな料理に使える。削りおろす場合はレモンを冷凍にしておくと便利。


あとがきコッチョリーノ

▶︎窯たきも粘土練りも非常に暑いです。昔は「水を飲むのをガマンする」「言葉にするともっと暑くなるよ」とかスパルタか都市伝説か。しかし近年は「ガマンは逆に危険だよ」とする世の中になりました。よかった。▶︎個展の際に受注いたしました作品は、6月末の納品を目指していますが、つくり直しや窯たきの関係で少し遅れる場合があります。ご了承くださいませ。ギャラリー納品後、検品を経てギャラリーからご連絡が順次入ります。よろしくお願いします。

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