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♯3「私、不妊治療してます」と上司に伝えて、梯子を外される女性たち


 私は割とバリバリに営業で働いてきたアラフォーで、20〜30代は会社の為に、身を削って働いてきた。

 周りは子どもを産んで仕事を辞める人もいたが、産休育休で復帰して戻る同期が最近は多い。
 
 子供が欲しいなぁと私が思い始めたのは、30代後半。すぐに不妊治療を開始したが、本当はキャリアも諦めたくなかった。
 
 不妊治療とキャリア、不妊治療と仕事を両立する為には、上司や会社の周りの人に伝えておく必要がある。
 
 なぜ、上司や同僚、周りの人に話す必要があるか。
 それは不妊治療は体内の変化や周期によって、病院に通う日時を医者から直前に指示されるからだ。

 また、ホルモンの為の薬や注射を大量に処方される。その為、精神的なバランスが崩れたり気分のアップダウンもあり、仕事との両立が心の面でも難しいのだ。

 「私、不妊治療しています。
急に病院に行かなければならなくなる時もあり、仕事を中断してお願いしたり、休まなければならない時が出てきそうです。」

 ある日、私は勇気をもって上司に伝えた。

 「わかりました。頑張ってね」
 「で、、昇格を目指すのは、諦めるの?」

で、、の後が心にぐさっときた。

 今までずっと身を削って、働いてきて、キャリアを積みたいと考えていた私。諦めるなんてしたことがなかった。

 諦めたくない。どちらもやりたい。
と本心では思っていたが、、

 「はい、今は子どもを作ることに専念したいです」

 と5秒後には、言っていた。

 「そうか、わかった。」

 たった10分くらいのやりとりで、キャリアの道を半ば諦め、私は子どもを優先した。

 働く女性が、不妊治療と仕事を両立しながら、望むキャリアを積んでいける世の中に早くなればよい。
 女性活躍の社会なら、もっと不妊治療や子育てに理解のある仕組みを作る必要ある。

 心の中では、まだ、諦めたくない。
と思い続ける私がいる。


 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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