本当に「人を動かす言葉」とは

『本当に人を動かす言葉』について、みなさんはどのような言葉を思い浮かべますか?

人を動かすだなんて言うと、立派で正論などをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私が「この人のために自分も誠実に向き合おう」「この人との関係は大切にしていきたい」などと感じて、心を動かされるのは、ごく日常的に使われている、会話やメールの中の言葉の中にあります。

表現として、たくさんあるといいものとしては、以下の5つのポイントですです😊

1.ありがとう

2.ごめんなさい

3.敬意

4.労わり

5.歩み寄り

メールや口頭で、歓迎や御礼、お詫びではなく、「お世話になります」「かしこまりました」「承知しました」の連発はやめてみる。

例えば、「こんにちは。お忙しい中、早速のご返信をありがとうございます」「お疲れ様でございます。週末にもかかわらず、早々にご確認してくださり、感謝いたします」「ご指摘の点に気づかず、申し訳ございませんでした」など。

相手との関係や、やり取りに合わせて表現を使い分けるだけで、1〜5までが伝わります✨


質問をされたので、こちらが答えたら「かしこまりました」と言われることもよくある場面ですが、第一声は、相手が、お願いを聞いてくたれたことに対する、「ありがとうございます」のほうが自然ですし、礼節を感じます。

一見、丁寧に聞こえる言葉でも、実は傲慢さや、気遣いのなさが前面に出ていることもありますからご用心。

丁寧な言葉づかいとしての正解より、温かみや、気遣いが感じられる言葉のほうが、記憶に残るのではないでしょうか。

さらに、忘れてはならないのが、クッション言葉です。

・恐れ入りますが(例:お忙しい中、恐れ入りますが)
・申し訳ございませんが
・もしよろしければ など

クッション言葉は、「3・敬意」や「労り」などを表します。

クッション言葉がないまま、相手に何かをお願いしたり、提案するのは、関係性によっては良い場合もありますが、ほとんどの場合、プラスしたほうが、信頼性や知性、有能さを感じられます。

日中、このようクッション言葉をほとんど使っていないとか、仕事で「かしこまりました」「承知しました」などという返答が多い人は、もしかしたら、人を動かす言葉を使うタイミングをかなり逃しているかもしれません。

一度、どのくらいの割合で、自分自身が「本当に『人を動かす言葉』」を使えているのか、カウントしてみても良いと思います!

立派に聞こえることや、豊富な知識を話そうとする前に、話を聞いてもらうことや、答えもらうこと、週末や遅い時間にも関わらずコンタクトを取ってくれることなどに感謝の気持を表したいものですね。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございました!


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