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カウンセリングの記録。自分の疲れと空腹を自覚し対策する。

自閉症スペクトラムの特徴を有するというフィードバックから、診断書に明記されカウンセラーに発達障害とはっきり言われて、ちょっとほっとしてる。
前回のカウンセリングの振り返りをする。誰のためでもない、自分のための記録。
自分の性格が悪いのではなく、ASDの特性からくるものがあるという話に安心した。

  • あの時自分は疲れていたのか、と後になって気がついた。

  • 空腹が限界だったと家に帰ってから気がつく。

  • 疲れている、空腹のサインに後になって気がついた。


あの時疲れていたのか……という気づき。

数年ぶりに会う友達と。カフェでおしゃべりしてカラオケへ行った時。
遠方での葬式に日帰り参加。
就寝時間を過ぎてからの友達とのビデオ通話。
数年ぶりに会う友達とのカフェでおしゃべり、からの初サッカー観戦。
一見すると充実しているような日々だけど、奇跡的なぐらいに数年ぶりの出来事が重なっただけ。
最初は楽しいんだけど、だんだんと頭の中がぼーっとして何も考えられなくなる。無口になる。感情がなくなる。これが「疲れている」状態だとは、数日後に思い至った。その時には気が付かない、ただぼーっとして頭も心も働いてない。
カウンセラーと話して気がついた、疲れる要素を書き出す。

  • 数年ぶりの再会。

  • 見知らぬ遠縁の人たちがいる場所。

  • 会いたくもない声も聞きたくない姿も見たくない人間がいる場所。

  • 人が多い場所の話し声、人の姿や様子。

  • カラオケの爆音と画面。なお私は音痴なので歌わず聞き専。

  • カラオケ部屋の個室の空気。

  • 就寝時間をオーバー。

  • いつもより声を張って喋る。

  • 相手に合わせる。

シチュエーションとしては普通の人も疲れるものではあるけど、私は感覚過敏で他の人より疲れやすいのかもしれない、と言ってもらえた。
ちなみに家族からも「人に合わせるから疲れやすいと思う」と言われた。

空腹の限界に気が付かない。

家に帰ってから、空腹で頭がフラフラすることに気がついた。
カフェにいながらにして空腹を感じていても、「ちょっと何か買ってくる〜」ができないことも話した。
たくさんあるフードメニューの中から選ぶのがめんどくさい。「食べたいもの」を直感で選ぶことができなくて、

「この時間から甘いものを食べたら胃が死ぬ」
「砂糖と油の塊」
「タンパク質をとるべき、しかしこれは歯の悪い私が食べるのは危険」
「(カラオケのフードメニューは)美味しくもないものにお金を払うの嫌だし、夜のカラオケ店員にフードを注文すると嫌がられるだろうな……」

などのいろんな理由を見つけてどれを選ぶべきかわからなくなってしまい、もう選ぶのがしんどい。お会計にも店員さんに気を使うのがめんどくさい。
この考え過ぎて選ぶのが疲れる、というのは誰にでもある普通のことではないらしいと知ってびっくりした。みんなどうやって選ぶの?

疲れ・空腹のサインに気がついた

友達や親戚にあったときに最初は楽しい気持ち。
でもだんだんと自分のテンションが下がっていった。
思えばどれも最終的には共通した状態になっていた。
ぼーっとする。頭が働かない。感情も動かない。喋るのが億劫。というか喋る内容も思いつかない。愛想笑いも疲れる。でも頭の中では「会話が途切れた、どうしよう、何を話そう、どう動こう」という気を遣ってる。

こうなったら自分は疲れているんだな、お腹が空いてるんだな、という自分の状態に気が付かないといけないのかもしれない。

対策を考える

自分の性格の問題だったら、自分が悪いから我慢しなきゃ、みんなこれくらいの疲れは当たり前だから甘えずに踏ん張らなきゃ、という気持ちがあった。
けど、これも特性からくる感覚過敏や感覚鈍麻が関係してるかも、人より疲れやすい特性、とはっきり言われると「じゃあ対策を考えよう」という気持ちの切り替えができた。
例えば

  • 誰かと会うときは自分の限界時間を想定して、終了時刻を予定しておく。

  • 長時間の時は中座して、暗い、静かな、何も刺激のない空間で休む。

  • 外出中に空腹を感じていなくても意識的に飲み物と食べ物を摂取する。(低血糖と水分不足対策)

  • 生理の時は行ける時にトイレへ行く。「まだ大丈夫」と思ってても生理用品の限界を超えているかもしれない…(実体験)

こういうことができていれば、誰かと会うことや出かけることも疲れるイベントにはならないかもしれない。
始終楽しい気持ちで過ごせるかもしれない。

昔はこうじゃなかった、それとも気づかなかっただけ?

休職する前、当たり前に出勤して家族以外の人と働いてた時、これほど疲れやすかっただろうか?
休職して体力がないってのはある。
でも前から疲れやすかったのかもしれない。
前から光が嫌い、話し声や音楽などのざわめきが嫌い、人の動きが気になって観察する、などは自覚があった。
職場でいつもイライラして怒りっぽかったり眠かったり昼休憩が足りないと感じてたのは、職場にいることのつあれを感じていたのかも。
それを自覚してなかったのかも。
職場にいるのが嫌だな、家にいる時に初めてほっと息がつけるな、というのは自覚していたけど。
みんなそんなものだと思っていたから、自分が特別な状態だとは思わなかったよね。
自分の状態をよく把握すること。それって大切なんだなあ。おわり。

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