弁護士 中野正博 (たまのお法律事務所)

東京都港区西新橋の法律事務所の弁護士のページです。雑感と法律に関する雑文を綴っています…

弁護士 中野正博 (たまのお法律事務所)

東京都港区西新橋の法律事務所の弁護士のページです。雑感と法律に関する雑文を綴っています。 事務所の公式HPは  https://www.tamanoo-law.jp/ となっています。

最近の記事

灯りがそこに・・・

ヘッデンはあまり使いません。 テント泊の時と冬山下山後(?)の林道(八ヶ岳の美濃戸山荘から美濃戸口の間の舗装道のような)くらいでしか使うことはありません。 テント泊でも、テントの中、夜トイレへ行くとき、テントを撤収するとき、歩きはじめの30分間程度くらいしか使う機会はありません。 朝もあまり早くなく、3時半頃起床、4時半頃スタートというのが私のスタン大度なので(基本、朝食は少し歩いて眺望の良いところで食べています。)、夏場は、テントを撤収し終わるとヘッデンもザックに入れて歩き

    • この頂は何県?

      山に登ると富士山を探してしまいます。 遠くの山からでも、登山道の途中で山の向こうから富士山が顔を出せばすぐにわかります。 端麗な山です。 ところで、この富士山の登山地図をみますと、東と西の山麓から伸びてきている山梨県と静岡県(ここでは、原則として北から南、次いで東から西に所在する県・市町村から順に記載しています。記載順は、特定の見解を示すものではありません。)の2つの県境がお鉢巡りの周回登山道の外側で途切れています。 これは、ご存知のように富士山山頂付近が県境未定地域となっ

      • 登山中の雷と平地スポーツ主催者の落雷事故への法的責任

        山の落雷で何度か怖い思いをしたことがあります。 最も怖かったのは、8月上旬に朝日岳山頂下で経験した落雷です。 その日は、栂海新道を日本海まで歩いてみたいと思い、蓮華温泉から五輪尾根を登り、幕営地として予定していた朝日小屋を目指していました。 朝日岳山頂近くまで来た時、突然、少し離れた場所で雷が落ちる音が聞こえ、間もなく、閃光となんとも言いようのない臭いがしたと思うと、落雷の大音声が周囲に響き渡りました。 立ち止まり、様子を見たのですが、立て続けに落雷が続き、落雷は近づいてく

        • アウトドアでもハチの巣撤去の法的義務はあるのでしょうか?

          半年ほど前、麻疹の抗体検査のついでに、長年の懸案となっていたハチの抗体検査をしてもらいました。 25年ほど前だと記憶しているのですが、折立~太郎平(テント泊)~黒部五郎岳を経て黒部五郎小舎で休憩をとり、その日の幕営を予定していた三俣山荘へ向かおうと、黒部五郎小舎を出発してすぐの登りに掛かったところ、疲労とザックの荷重もあったのでしょうか(当時は、テントなどはそこそこ軽量化されていたのですが、それでも、今ほど軽量化は進んでなく(なのか無駄なものを持っていいたのか不明ですが)、

          シカ、カモシカ、時々クマ

          山へ行くと、シカ・カモシカは以前から良く見かけていました。 シカに関しての最も鮮明な記憶は、南アルプスを縦走中、烏帽子岳から三伏峠へと向かう途中、樹林帯と崖に挟まれた登山道の真ん中にシカが1頭立ち止まっていたのに遭遇したときのものです。直ぐに立ち去ってくれるであろうと期待して、眼を見つめたのですが、一向に立ち去ってくれず、暫く待つしかありませんでした。 カモシカに関しては、八ヶ岳のキレット小屋にテントを張った翌朝、権現岳方向へ歩いていた時に、やはり、登山道の真ん中にカモシ

          救われないこと

          今週、日本経済新聞の夕刊で、漫画家(現在は、「イラストレーター・漫画家」が肩書のようです。)の江口寿史氏のコラムが連載されています。 高校の頃、江口氏の漫画をよく読んでいた記憶があるのですが、同氏が水俣市のご出身であったとは今週月曜日のコラムを読むまで恥ずかしながら知りませんでした。 昨年、国内でもジョニー・デップ主演のMINAMATAという映画が公開され、一部では話題となりましたが、やはり、水俣病に関しては風化してきているような気がします。 訴訟面で見ますと、先日、残念な

          簡易パーティーの登山事故時の法的責任

          山が好きです。 ここ2年くらいはコロナの関係もあり、日帰り登山となっていますが、その前は、積雪期を除き、テント泊中心の山行を楽しんでいました。 仕事の関係もあり、単独行が多いことから、山中で同じようなソロ登山者から声を掛けられることがあります。 休憩時、あるいは通りすがりに話をするのは楽しいのですが、同行しそうになると、ペースを速めたり、止まったりして、同行しないようにしています。 これは、20年ほど前の経験から来るものです。 その当時、裏銀座ルートといわれる高瀬ダムからブ

          簡易パーティーの登山事故時の法的責任

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(11)

          前回述べましたように、5回目のリニューアル作業へと突入していったわけですが、さすがに、今回で最後にしたいと思い、テーマの選定に少し時間をかけることとしました。 まず、5回目のリニューアルの方針として、①外観はワードプレスの基本機能とテーマで用意されている基本機能のみで作成する、②プラグインの数は極力抑える、③比較的新しいテーマの中から選ぶこととしました。 ①は、デザイン面をプラグインに頼るとセンスのなさが際立ってしまうことから、テーマをそのまま使用した方が満足度が高いデザイン

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(11)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(10)

          前回述べましたように、レスポンシブとキャッシュの組み合わせの問題から、直ぐにAのテーマから別のテーマへの4回目(ホームページ・ビルダーでの最初のリニューアルを含め)、3つ目のテーマを使ってのリニューアルをおこなうこととなりました。 そこで、また、ネットで調べたところ、SEOに強いというBのテーマが目に留まりました。 この頃には、ホームページ上のブログ記事も少しづつ増えていたことから、折角なら、SEOに強いテーマの方が良いのではというくらいで、大した検討を加えることなく、テー

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(10)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(9)

          このAのテーマを使用した再々リニューアル作業は、基本設定と再リニューアル時に作成したページをAのテーマの環境下で表示した際の表示の不具合の修正が中心であったことから、その作業は大して時間が掛かるものではありませんでした。 しかし、ワードプレスのテーマは各々特徴があり、テーマの標準機能で実現できる範囲は異なっています。 Aのテーマは、集客に優れていると言われているテーマであったことから、CTA(ホームページを見に来た人を購買(法律事務所の場合は問い合わせということになるのでし

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(9)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(8)

          再々リニューアル作業は、大きく分けますと、①新しいテーマであるAの基本設定おこなうこと、②lighting G3 proで作成したページのAの環境下での修正作業、及び③新たな機能追加の3つでした。 ワードプレスでのホームページの作成作業としては、サーバー側のインフラ作業を別としますと、㋐トップページのヘッダー、全体の配色、メニュー等の共通部分の設定と、コンテンツとしての㋑固定ページといわれる比較的変更追加の少ない事務所・取扱業務紹介ページなどの作成、㋒投稿ページといわれるブ

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(8)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(7)

          こうして、Aのテーマで再々リニューアルすることとなったのですが、今回の再々リニューアルの一番の理由は、コンテンツの問題ではなく、ホームページ全体のデザイン(外観のバランス)が悪いということでした。 再々リニューアル作業のリソースとしては、①再リニューアルしたホームページ(以下、テーマの頭文字をとって「Lバージョン」といいます。)、②Aのテーマ及び③マンパワーとしての再々リニューアル作業者の私ということになります。しかし、③の私の能力からは、再々リニューアルでクリアしなければ

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(7)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(6)

          ここで、少しふりかえってみますと、HPリニューアル作業当初の一応の目的は、 1 スマホ対応にする 2 ブログを掲載できるようにする 3 現状(レガシーの)ホームページの内容をとりあえず再現する の3点くらいであったはずです。 lighting G3 proで作成し、公開したホームページは、1及び2に関しては機能面では特段の問題はありませんでした。 そして、3に関してもコンテンツの中身という点ではクリアしていました。 問題となったのは、感覚的な「質」の評価と、作成するにつれ

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(6)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(5)

          このように、ホームページ・ビルダーで作成したホームページを検証作業をおこなうことなく、公開することとなったのですが、センスのない人間が作成したものであったことから、細かい点はさておき、一見してバランスの悪いものとなっていました。 また、スパムメールとの関係での問い合わせ機能の問題もありました。 そこで、再度リニューアルをおこなうことを決めたのですが、この段階で初めて他社/事務所のホームページを見たり、ネットでワードプレスのホームページの作成方法などの情報を収集しました。 し

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(5)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(4)

          このようにして、ホームページ・ビルダーで作成した新たなホームページは検証を経ることなく、本番環境で公開されることとなりました。 前回触れましたが、この段階では、ワードプレスをシステム基盤のようなものと考え、エディター機能がないと誤解していました。そこで、新たなブログ記事を投稿するには、ホームページ・ビルダーで新たな投稿ページを含むホームページ全体のファイルをPC上に作成、ホームページのトップページ以下の全ページのファイルをPCからサーバーにFTP転送、サーバー上の全ファイル

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(4)

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(3)(改題)

          ホームページのリニューアル作業に際し、一応の目標としたことは、 1 スマホ対応にする 2 ブログを掲載できるようにする 3 現状(レガシーの)ホームページの内容をとりあえず再現する といったくらいで、細かい点については決めていませんでした。 まずは、ホームページのデザインが出来るソフトを購入しようと考え、ネット検索したところ、ホームページ・ビルダーがヒットし、馴染みのあるジャストシステムが扱っていたことから、あまり深く考えずにダウンロード版を即決で購入しました。 このホーム

          こうしてHPリニューアル作業は迷走した(3)(改題)